3つの「不」を解消し、
世界のウェルビーイングを牽引する
目指すのは21世紀型のリスクである3つの「不」の解消
SOMPOグループの祖業である東京火災の「火消し」の精神を受け継ぎ、SOMPOウェルビーイングは「少子化・高齢化・人口減少」に起因する21世紀の新たなリスクに立ち向かっています。私たちが取り組むのは「健康・介護・老後資金」の3つの「不」の解消です。これらは長期にわたりその原因が蓄積し、親の介護、老後資金、自身の健康問題など、重なって顕在化する複合的なリスクです。そのため課題を個別に解くのではなく、3つの「不」を包括的にとらえ、お客さまを長きにわたり支え、課題を解決する事業が必要だと考えました。このような複合的な課題にワンストップで応える事業体を私は世界でも聞いたことがありません。いずれ世界でも生じるこの21世紀型リスクに対し、課題先進国である日本からいち早く「解」を提供する事業を構築する。これが私たちの目指す姿です。
鍵は「顧客接点の連鎖、関係の深化」
私は、3つの「不」に関するお客さまの悩みにもっとも近く、その深刻さや解決の難しさを誰よりも深く理解し、解決へと導く事業基盤を有しているのがSOMPOグループだと考えています。Insurhealth®(インシュアヘルス)で230万件以上の顧客基盤を有するSOMPOひまわり生命、施設介護で日本トッププレーヤーであるSOMPOケア、そして健康経営領域で多数の企業顧客を持つコーポレートウェルネス事業。これら各事業をリードするユニークなサービスと顧客接点を有していることこそが、私たちの最大の強みです。
これらの事業が結集し、各々が有する顧客接点を活用して事業を越えてソリューションを提案します。つまり「つなぐ・つながる」によって単発のサービス提供で終わらせず、次なる最適なソリューションを提供する顧客接点へと拡大し、お客さまの生涯に伴走する関係性を築いていくのが私たちの戦略です。
例えば、約8.7万人のご利用者さまを支えるSOMPOケアにおいて、ご利用者さまのご家族が抱える健康・老後資金の不安に対し、サービスをご提案する。また、SOMPOひまわり生命のインシュアヘルスで健康増進を達成したお客さまにがんリスク検査等の健康をサポートするサービスをご案内するなどです。これらウェルビーイングのソリューションはグループ最大の顧客基盤を有する損保ジャパンとも連携し、多くのお客さまへお届けします。そのような顧客接点の連鎖が、価値の創造につながります。
その結果、お客さまに「SOMPOのサービスを受けてよかった。SOMPOでよかった。」と思っていただけるはずです。この顧客接点を起点に各社のバリューを高める循環の構築に取り組んでいます。
具体的な取組み
この循環の土台となるのが、2026年秋に稼働予定の「共通顧客基盤(共通ID基盤・分析基盤)」です。これにより、グループ各社とのシステム連携を順次進め、事業ごとに分断されていたデータをお客さまの同意のもとで統合・分析し、一人ひとりのお客さまのニーズに沿った最適なサービスをタイムリーにご提案できる仕組みを実現します。
価値提供のためのサービスの開発にも取り組んでいます。2025年10月設立のSOMPOウェルビーイング株式会社は、個人の3つの「不」の相談窓口『ウェルビオ』を東京、埼玉、神奈川、大阪、名古屋で展開し、本格プロモーション前にもかかわらず、すでに1,000名以上のご相談を受けています。介護の悩みから老後資金や健康問題に発展しやすいなどの仮説・実証データが得られており、手ごたえを感じています。2026年度は、損保ジャパンおよびSOMPOひまわり生命の保険代理店との提携による新たなソリューション提供モデルの構築も開始します。
企業向けには、従業員の「仕事と介護の両立」を支援するパッケージサービス『ウェルビオBiz』を展開しています。2030年に約318万人に達するとされる「ビジネスケアラー」問題などを受け、損保ジャパンとお取引のある大企業を中心にすでに約15万人(SOMPOグループ外で約12万人)にご利用いただける取引規模に拡大中です。
また、2025年12月に日本最大級の終活関連ポータルサイトを運営する株式会社鎌倉新書と資本業務提携を行いました。エンディングステージのさまざまなニーズに応える同社の強みとSOMPOをつなぎ、生前の備えからご逝去後の手続き、さらにはご家族のケアまでをワンストップでサポートする「終活インフラ」を構築します。実際にSOMPOケアのご利用者さまや、SOMPOひまわり生命のご契約者さまとそのご家族へのサービス提供を始めており、感謝の声が寄せられています。
提案の質を高めるため、お客さまの行動を後押しする「行動科学」の実装にも取り組んでいます。例えば、グループ社員を対象とした実証実験「SOMPO チョコ活!」では、これまで運動習慣のなかった社員にRIZAP株式会社の「チョコザップ」の活用を促進し、運動習慣の定着に加え、プレゼンティーイズム改善等が見られるなど、生産性向上に関するデータが得られています。また、コーポレートウェルネス事業で展開する特定保健指導の案内に行動科学を取り入れた結果、初回面談予約率が向上し、売り上げ貢献につながるなどの実例が出ています。今後はこれらのエビデンスを、BtoBサービスの開発に活かしていきます。
各社への期待 ~取組みをさらに加速させるために~
SOMPOウェルビーイング始動から1年が経過し、取組みを加速させるべく、各事業の「強み」をさらに磨き上げます。230万件のインシュアヘルスを有するSOMPOひまわり生命には、この最大の顧客接点をさらに拡大し、ほかの事業の顧客接点への展開を牽引する役割を、SOMPOケアには、「未来の介護」をさらに進め、ほかの介護事業者に対するソリューション提案により「日本の介護を変える」存在になることを、そしてSOMPOヘルスサポートやウェルネス・コミュニケーションズには、圧倒的な実績とデータを活かし、これまでの大企業中心から中堅・中小企業マーケットへと領域を拡大していくことを期待しています。
同時に、組織の壁を越えた連携も不可欠です。就任以来、SOMPOウェルビーイングCEOとしての社員に向けた発信に加え、傘下の事業横断での人事異動も行いました。異なる事業の社員同士であっても、お互いを知り、日常的なコミュニケーションを積み重ねることで、事業の壁を越えた「つなぐ・つながる」が自然と促され、お客さま起点の提案が活性化している手ごたえを感じています。
2030年の姿と、その先に見据えるグローバルへの展開
SOMPOウェルビーイングは2030年度の修正連結利益を1,000億円以上に引き上げる目標を掲げています。各事業のオーガニック成長と顧客接点の置き換えを推進するだけでなく、私たちが目指すビジネスモデルに足りないピースを獲得することで、その達成の確度を高めていきます。
そしてその先に見据えるのは、課題先進国である日本で創り上げたソリューションを世界で展開していくことです。2030年度までに国内のビジネスモデルを確立するとともに、その先のグローバル展開に向けた準備にも着手しています。日本発の優れたソリューションを世界へ輸出し、人々のくらしのレジリエンスを高め、世界中のウェルビーイングを支える類を見ない事業体へと進化する。SOMPOウェルビーイングは、世界のウェルビーイングを牽引するフロントランナーとして「誰もが豊かに、そしてポジティブに年を重ねられる世界」を切り拓いていきます。