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指名委員会の活動・役員選任方針・サクセッションプラン

指名委員会の活動

社外取締役
指名委員会委員長
山田 メユミ
社外取締役 指名委員会委員長 山田 メユミ

最適な執行体制および取締役会ポートフォリオの構築

指名委員会は、取締役会のミッションの実効性ある遂行のため、グループガバナンスの透明性および公正性を主体的に向上させることを責務としています。具体的には、グループCEOを含む役員の計画的なサクセッション・プラン(後継者計画)の効果的な推進、SOMPOグループ全体における最適な重要役員人事、および取締役会の最適なポートフォリオ構築などにおいて重要な役割を果たしています。また、取締役、執行役および執行役員の選任方針や基準の策定、候補者案の決定を行うとともに、グループ会社重要ポストの選任に関与し、さらにグループCEOの個人業績評価に基づく選解任の審議を行うことで、高い実効性と独立性を備えた監督体制を構築しています。

2025年度は、「SOMPOのパーパス」実現に向けた変革を牽引する経営・監督体制の構築に向け、以下の施策および意思決定を行いました。

まず、新経営体制の確立に向け、代表執行役に田尻克至氏を、また取締役候補に田尻氏とジェフリー・ヘイマン(Jeffrey Hayman)氏を選定いたしました。田尻氏は、国内外における豊富な企画・経営実績と卓越した戦略眼を有しており、グループ全体の財務・資本戦略を統括するグループCFOとして最適であると判断しました。またヘイマン氏は、世界有数のグローバル保険グループでの要職や、欧州上場保険会社における取締役会議長などの経験を通じて、保険リスクガバナンスに関する高い専門性を備えており、グローバルな視点から取締役会の監督・モニタリング機能を強化できる適任者として選任しました。

あわせて、中長期的な企業価値向上を支える経営幹部や次世代経営人材を安定的かつ効果的に輩出するため、サクセッション・プランの策定および実行に注力しました。2025年度は、グループCEO以外の重要ポスト(87ポスト)を対象とする策定方針を決定し、女性候補者比率50%以上という明確な選定基準を設けることで人材プールの多様性を追求しました。加えて、将来のグループ経営を担う次世代経営人材の育成・採用に向けて、外部人材やデジタルネイティブの登用加速、高度な意思決定能力の向上およびグローバル市場での活躍を見据えた海外派遣を含む人材育成の必要性など、多角的な育成プロセス、採用方針を討議しました。さらに、グループCEOのサクセッション・プランについても透明性と計画性を担保した客観的な議論を継続し、後継者育成パイプラインの高度化を強力に推進しています。

さらに、取締役会の体制を見直し、取締役の人数を13名から11名へと集約しました。これは、変化の激しい経営環境において、取締役一人ひとりの議論への関与を深めて機動的な監督体制を構築し、迅速かつ実効的な意思決定を促進することを目的としたものです。

なお、当委員会はこれらの取組みを推進するために、グループCEOをはじめとした執行との密なコミュニケーションおよび活発な意見交換を随時執り行っています。今後も当委員会は、多様性と専門性を備えた最適な役員ポートフォリオを追求し、安定的かつ効果的に質の高い経営人材を輩出する仕組みを強化していきます。

2025年度 活動実績

2025年度は合計10回の指名委員会を開催しました。主な審議事項は以下のとおりです。
項目 内容
サクセッション・プランの策定 SOMPOのパーパスの実現に向けて、またグループのさらなる変革と成長を実現するため、それをリードすべきキーとなる重要ポストを担いうる多様な専門性や背景を持った質の高い人材およびグローバルな視座を持つ将来のグループ経営を担いうる人材を、安定的かつ効果的に輩出することを目的として、サクセッション・プランを策定し、決議しました。
当社取締役候補者の選任 取締役選任基準および取締役会全体のポートフォリオのバランスを考慮し、当社の定時株主総会に提案する取締役候補者選任議案を決議しました。
当社執行役および執行役員の選任 「日本発の真のグローバルカンパニー」への飛躍およびさらなる企業価値向上を図る観点から、2026年度の新たな当社執行体制に向けた、執行役および執行役員の選任に関する取締役会付議議案を決議しました。
損保ジャパン、SOMPOひまわり生命の取締役および執行役員の選任 損保ジャパンおよびSOMPOひまわり生命の取締役および執行役員候補者の選任について審議しました。
指名委員会ミッションステートメントの策定ならびに取締役候補者の選任方針および取締役スキルマトリックスの見直し 2025年度を通じて取締役会で議論してきた当社取締役会のミッションの実効性ある遂行に向けて、指名委員会が果たすべき責務を指名委員会ミッションステートメントとして明確にし、また取締役候補者の選任方針を見直しました。さらに、当社取締役会の役割をふまえた取締役スキルマトリックスの見直しを実施しました。

役員選任方針

基本的な考え方

当社の役員の選任にあたっては、次の役員選任方針に則り、取締役については指名委員会が選定した候補者を株主総会において決定し、執行役および主要な執行役員については指名委員会が選定した候補者を取締役会において決定し、それ以外の執行役員についてはグループCEOが決定します。

取締役候補者の選任方針

これを実現する役割を担います。この観点から、取締役会は、多様かつ独立した視点・観点から経営課題などに対して客観的な判断を行うことを目的として、ジェンダーや国際性の面を含む多様性を考慮して社外取締役を選任し、社外取締役を中心に構成します。

また、取締役候補者の選任にあたっては、保険会社向けの総合的な監督指針の内容をふまえた選任基準などに基づき選任を行うほか、SOMPOのパーパス実現に向けた判断・行動の拠り所である価値観(誠実・自律・多様性)を有すること、および取締役会ミッションステートメントに掲げる取締役会の役割を担い、株主をはじめとするステークホルダーの期待に応えるべく、中長期的な企業価値の最大化に貢献できることを基準として選任を行い、さらに社外取締役については、「能力要件」、「社外取締役の独立性に関する基準」および「在任年数の要件」に基づいて選任を行います。なお、実質的な論議を行うことを目的として、定款の定めにより取締役は15名以内とします。

  • この方針において、ジェンダーとは、性別役割分業・LGBTQ+の存在など、性に関する事象・知識・価値観すべてをいいます。

(1)能力要件

当社は、中長期的な戦略実行の中で、環境変化および重点的に取り組む経営課題の変化を踏まえ、様々な分野で広い知見や経験を持つ者を社外取締役として選任します。また、選任にあたっては、取締役としての役割・責務を適切に果たすために必要となる時間・労力を、その業務に振り向けられる状況にあることを要件とします。

(2)社外取締役の独立性に関する基準

当社は、次に掲げる事項に基づいて社外取締役の当社からの独立性を判断します。

ア.人的関係:当社グループの役職員との親族関係、その出身会社と当社との役員の相互就任状況

イ.資本的関係:当社株式の保有、当社グループによる株式保有の状況

ウ.取引関係:当社グループとの取引・寄付の状況

エ.上記以外の重要な利害関係

(3)在任年数の要件

当社の社外取締役に最初に就任した後4年を超える者については、中長期的な戦略実行の中で、環境変化および重点的に取り組む経営課題の変化を踏まえ、再任する積極的な理由がある場合は再任を妨げないこととします。なお、4年を超えて再任する場合は、毎年任期満了を迎える際に、再任する積極的な理由の有無を慎重に検討します。

執行役・執行役員ポートフォリオ構築方針と選解任基準

(1)執行役・執行役員ポートフォリオの構築方針

当社は、サクセッション・プランにもとづいた計画的な経営人材の育成を行い、執行役および執行役員全体の構成については、ジェンダー、年齢、経験、国際性などポートフォリオの多様性や経営チームとしてのバランスを重視します。

(2)執行役・執行役員選解任基準

当社は、執行役および執行役員の選任にあたり、次の項目を自身が体現できることに加えて、人材育成等を通じ、これらを組織に根付かせることができることを基準とします。

  • 社会や人のために、公正で誠実な考えに基づき、行動することができること。
  • 長期的な視点で、社会や人に対する価値提供を継続できること。
  • 自らのミッションに突き動かされ、高い志に基づき、果敢に行動できること。
  • 担うミッション、役割に関する高い専門性、またそれを裏付ける経験と実績を有すること。
  • 何事にも簡潔かつ迅速に取り組み、変化を先取りし、変革を実現できること。
  • あらゆる多様性を歓迎し、敬意を払って相手を認め、異なる意見を受け止めることができること。
  • 互いの意見を真摯に交わす建設的な対話に努め、価値創造につなげることができること。
  • 組織や会社を越えて積極的に協働し、提供価値の最大化を志向できること。

また、取締役会は、執行役または執行役員について、これらの項目に照らし適格性に欠けると判断される場合は、解任することを検討します。

(3)取締役の責任

当社は、社内取締役には責任制限を設けていません。社外取締役は、日本の会社法にのっとり、一部責任を限定しています。

社外取締役のサポート体制

取締役会開催にあたっては、取締役会事務局の法務部および各議案の所管部署が、社外取締役に事前説明を行う体制としています。また、指名委員会および報酬委員会は人事部が、監査委員会は監査委員会室が、それぞれ委員会事務局として社外取締役を補佐する体制としています。なお、社外取締役に対して「統合レポート」「有価証券報告書」「IR説明会資料」など、各種情報提供にも努めています。

サクセッション・プラン(後継者育成計画)

※ 2026年8月1日時点

サクセッション・プラン策定の目的

SOMPOのパーパス実現に向けて、また、グループのさらなる変革と成長を実現するため、それをリードすべきキーとなるポストについて、多様な専門性や背景を持った質の高い人材が、安定的かつ効果的に輩出する体制の構築を目指して、サクセッション・プラン策定に取り組んでいます。

対象ポスト

グループCEO、グループCxOをはじめとする国内外各事業の重要ポストなど、グループキーポスト計92ポストをサクセッション・プラン策定の対象としています。

候補者選定のポイント

後継者候補を以下の区分で明確化して選定し、多様性拡大の観点から各ポストの候補者選定に一定の基準を設定して検討を行うこととし、計画的な育成と外部からの採用検討を行っています。

(1) 候補者の区分

5年以内に該当ポストを担いうる人材 N(Next)人材
6~10年後に該当ポストを担いうる人材 F(Future)人材

(2) 人材プールの多様性拡大を目的とした候補者選定基準

  • 各ポスト、N人材とF人材それぞれ6名以上の候補者を選定する。
  • 各ポストの候補者のうち、N人材とF人材それぞれ50%以上を女性とする。
  • 各ポストの候補者に目安とする年齢分布割合を設定する。
  • 一部のポストの候補者にSOMPOグループ内他事業またはSOMPOグループ外の外部人材候補者を1名以上選定する。

サクセッション・プラン検討の手順

サクセッション・プランは、指名委員会において、あらかじめ決定された検討要領にしたがって策定されます。対象となるポストの「現在」と「今後」における役割・機能と求められるスキル・経験をそれぞれ明確化し、それに基づいて、各ポストにおける現職者の後継者候補を社内外問わず広く選定します。策定されたサクセッション・プランは、指名委員会において、各委員の多様かつ高い知見に基づき、より強固で多様性のある後継者候補プールを構築することを目的に、積極的かつ建設的な議論が行われています。

検討要領の決定、対象ポストの役割・機能と必要なスキル・経験の明確化、現職者の後継者候補の社内外からの選定、サクセッション・プランの審議の順に進める。

執行役・執行役員選任、配置、育成との連動

策定されたサクセッション・プランを効果的にSOMPOグループの執行役・執行役員選任、配置や育成に連動させることを目的として、最適なタフアサインメントの付与、個別の課題に基づく人材投資、経営人材育成プログラムへの派遣などの配置・育成計画を、ポストごとにSOMPOグループ横断で開催するラウンドテーブルにおいて策定し、その計画に基づき適切な育成プランを実行しています。


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