「パーパスに込めた想い」の導出プロセス
私たちが創りたい「“安心・安全・健康”であふれる未来」とはどのような未来なのか
その未来の実現に向けて、私たちはどのような社会課題に向き合い、長期的視点でどのような姿を目指していくのか
そのためにSOMPOの各事業はどのような戦略を持ち、どのような価値を提供していくのか
度重なる経営議論を経て、私たちは「パーパスに込めた想い」を策定しました。
この「想い」をパーパス実現に向けたグループの重点課題に位置づけ、各事業はそれぞれの戦略の遂行を通じてその解決に取り組んでいきます。
- 当社では、「パーパスに込めた想い」を「マテリアリティ」に該当するものととらえています。
SOMPOのパーパス
[プロセス1]課題の抽出
[プロセス2] 課題の優先順位づけ
「パーパスに込めた想い」の導出においては、国際的なガイドラインやSDGsなどをもとに網羅的に洗い出した課題(プロセス1)に対して、自社が受ける影響・社会に与えるインパクトを定量・定性で評価を行い、その結果をお客さま、投資家、NGO、専門家、パートナーなどのステークホルダーとの対話(社外)と、経営議論(社内)の双方を経て、優先順位づけを行いました(プロセス2)。
それらを経たうえで以下のマッピングを作成し、非常に重要度の高い16課題と重要度の高い13課題を特定しました。
課題のマッピング(2024年3月時点)*1
- 課題やその優先順位づけに関しては、外部環境や当社グループの事業戦略の変化、ステークホルダーからの要請などをふまえて、年に1度分析を行い見直し要否の確認を行っています。
[プロセス3] 課題と戦略およびKPIとの紐づけ *2
非常に重要度の高い16課題に対し、SOMPOのどのような事業・戦略および具体的な取組みによって解決すべきかを特定し、それぞれに財務・非財務のKPIを設定しました(プロセス3)。
*2 本表は当社グループにとって優先度の高い重要課題と主に紐づく戦略・KPIを整理したものです。
[プロセス4] 「パーパスに込めた想い」の明文化 *3
そして、私たちが創りたい未来に向け、解決すべきこれらの課題やそれを実践するための戦略・提供価値を、「パ―パスに込めた想い」として社内外のステークホルダーにわかりやすく明文化しました(プロセス4)。
パーパスに込めた想い
“安心・安全・健康”であふれる未来へ
それは、個人も企業もリスクにおびやかされることなく、
いつどんな時でも、ありたい姿に向かって歩んでいける、豊かで笑顔あふれる未来。
人生100 年時代、そして世界が日々著しく変化する時代に、
挑戦を恐れることなく、しなやかに前向きに、成長をし続けられるように。
SOMPOグループは、事業、国、そして企業間の垣根を越えてつながり合い、
幸せで豊かな社会・人生の実現に向けた一番頼れるパートナーとして、
さまざまなリスクや身体・生活の不安に、共に向き合い、共に歩み、支え続けます。
“安心・安全・健康”であふれる未来へ
それが私たちSOMPOグループです。
*3 「パーパスに込めた想い」は、グループ執行会議での議論を経て、グループCEO(取締役)の承認を得ており、取締役会に報告しています。
参考:2021年度~2023年度のマテリアリティ・マテリアリティKPI、SDGsマトリクス
マテリアリティKPIと進捗状況
SDGsマトリクス