2016年度から開始した前中期経営計画では、これまでの各事業での取組みをもとに着実な成長を果たすとともに、将来に向けた成長分野への新規投資やデジタル戦略を加速させ、「安心・安全・健康のテーマパーク」の実現に向けて質的変化の着実な進展を遂げました。国内損害保険事業では、既存ビジネスの収益性を強化するための経営基盤の構造改革に加え、新規事業の開発などに取り組みました。海外保険事業では、Endurance Specialty Holdings Ltd.(現Sompo International Holdings Ltd.)の買収など、規律あるM&Aによる事業規模の拡大と子会社再編によるグローバルなプラットフォームの構築を進めました。
国内生命保険事業では、Insurhealth®を核とする「健康応援企業」への変革に向けて、新たな商品・サービスを開発・展開しました。そして、介護・ヘルスケア事業では、既存の介護施設のサービス品質と生産性の向上に資する施策と人材育成などを実施しました。また、デジタル分野においては、外部人材の登用やさまざまなプレイヤーとのパートナーシップ形成を積極的に進め、取組みを本格化させました。
介護・ヘルスケア事業
- 介護事業早期黒字化
- 認知症サービス展開
- 入居率改善
- 品質・生産性向上
- 処遇改善による人材確保
- 内部管理体制の整備
- 傘下介護事業会社の合併
今後の課題
*1 前中期経営計画公表後(2016年5月26日)~2021年3月末、出典:Bloomberg
*2 損保ジャパン(除く自賠責・家計地震)のE/Iコンバインド・レシオ(=E/I損害率+正味事業費率)
*3 Insurhealth®(インシュアヘルス):「万が一」への備え(Insurance)と、「毎日」に寄り添って健康を応援する機能(Healthcare)を組み合わせた従来にない新たな価値