社外取締役インタビュー ~野原 佐和子~

多様な専門性や
文化を持つ人材が
豊富な組織に

野原 佐和子

株式会社イプシ・マーケティング研究所
代表取締役社長

慶應義塾大学大学院
政策・メディア研究科特任教授

SOMPOホールディングスグループは、従来国内損保事業を中心に展開してきましたが、今や「安心・安全・健康のテーマパーク」の実現に向けた戦略を推進し、「世界に伍していく」というグループビジョンを掲げ、国内損保事業に加え、多様なサービスを提供するグローバル企業へとトランスフォーメーションしつつあります。
そのためには、海外保険事業の成長基盤(プラットフォーム)を効果的に稼働させ、グループ全体に寄与させること。また、海外保険事業やデジタル戦略を契機に、多様な専門性や文化を持つ人材が豊富で、外部との連携やM&Aを積極的に展開する、変化に柔軟に対応できるイノベーティブな社風に変革することが重要な課題だと考えています。
また、コーポレートガバナンスについては、すでに先進的に取り組んでいると高く評価しています。例えば、取締役会では社内外の役員が活発に意見交換し、それらの議論をふまえてスピーディな決定がなされ、変革が実行されています。指名・報酬委員会は、5人中4人が社外取締役で、取締役・執行役員の選任方針、候補者案を決定するとともに、彼らの評価方法・報酬体系さらに報酬そのものについても議論し、取締役会に勧告しています。報酬体系を、従来の「役位」に基づく体系から各自の「ミッション」の遂行状況に基づく体系へ変革したり、グループCEOのミッションに関する進捗状況を定期的に議論することによって、個人業績評価を決定したりしています。
社外取締役として、これらの点に注目し、今後もトランスフォーメーションの進展をサポートするとともに、監督していきたいと考えています。

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