デジタル戦略

グループCDO
常務執行役員 楢﨑 浩一

新たな技術にビジネスモデルを壊されるくらいなら、自ら壊して生まれ変わった方がいい。そのような決意を持って全社にデジタル変革を起こし、当社グループのコアコンピタンスとなるデジタルの力で全社的なイノベーションを推進し、新たな顧客体験価値の創造を目指します。

デジタル活用の重要テーマ

当社グループにおけるデジタル戦略の取組みは、指数関数的に進化するデジタル技術の戦略的な活用を、グループの事業において集中的かつ飛躍的に進めることを目指すものと位置づけています。デジタル技術の進化は、保険会社の業務プロセスだけでなく、お客さま・ビジネスモデル・競争環境に大きな影響を及ぼすものであることから、以下の4つの分野に取り組んでいます。

1.各事業部門における業務効率化

AI等の新たな技術を活用することで、従来人手がかかっていた業務における生産性の向上および効率化

2.デジタル技術を活用した新たなお客さま接点の構築

IoT(モノのインターネット)やセンサーを活用した顧客体験価値を向上させる商品およびサービスの開発

3.デジタルネイティブ向けのマーケティング

デジタル技術に慣れ親しんだ若年層に支持される商品およびサービスの開発

4.新たなビジネスモデルの研究および開発

既存の事業領域とは一線を画した発想・技術に基づくビジネスモデルの構築

取組みの成果

デジタルに関する実証実験やトライアル(PoC:Proof of Concept)を積極的に実施しており、2017年度は、損保ジャパン日本興亜の保険金サービス拠点へ「AI音声認識システム」を導入しました。また、営業店からバックオフィスへの質問に回答する「教えて!SOMPO」など、さまざまな問い合わせに迅速かつ満足度高く対応するためのAI導入や保険引受の自動化など業務効率化に関するサービスを開始しました。さらに、安全運転支援機能を備えたドライブレコーダーを活用したサービス「DRIVING!~クルマのある暮らし~」など、IoTデバイスを活用した顧客体験価値を向上させる商品・サービスの提供を行っています。42件のPoCから10件(うち2件は本番開発中)が各グループ会社で実サービス化されており、2018年1月には、新たなビジネスモデルの研究および開発の成果として、サイバーセキュリティ事業に参入しました。