国内生保事業

国内生保事業オーナー 取締役 大場 康弘

国内生保事業オーナー
取締役 大場 康弘
(損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社
代表取締役社長)

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命は、従来の保険に加え、今までにない新たな価値を提供することで、お客さまが健康になることを応援する「健康応援企業」への変革を進めています。今後は、保険本来の機能(Insurance)に、健康を応援する機能(Healthcare)を組み合わせた、従来にない新たな価値「保険+健康(Insurhealth:インシュアヘルス)」を提供することで、お客さまの健康維持・増進を支え、お客さまから選ばれる保険会社を目指します。

基本戦略とその背景

国内生保マーケットは、少子高齢化の進展により、徐々に縮小していくと見込まれています。販売チャネルの多様化、デジタル化の進展により、各社の競争は一段と激化していますが、共働き世帯の増加、医療保険やがん保険といった第三分野の伸長、就労不能保険や認知症保険といった新たなニーズへの対応などにより、新契約年換算保険料は増加しています。
また、生命保険会社の商品・サービス戦略は多様化しており、健康支援型の商品の発売をはじめ、健康に関連したサービスの提供を開始しています。損保ジャパン日本興亜ひまわり生命は、2016年9月に、健康サービスブランドである『リンククロス』を立ち上げ、さまざまな健康サービスを展開しています。『リンククロス』のサービスを通じ、お客さまと直接つながり、お客さまをよりよく知ることで、お客さま一人ひとりに最適な健康サービスや保険商品を最適なタイミングで提供していきます。

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の保有契約件数推移

日本における生命保険の新契約年換算保険料の推移

中期経営計画の進捗

「業界常識の打破」、「お客さま起点」、「身近で頼りになる存在」をコンセプトに、「新成長戦略の実行」と「非連続な生産性の向上」に取り組み、「健康応援企業」への変革を目指します。

新成長戦略の実行

最先端のICTを活用し、「健康を軸にした新たなサービス」と「そのサービスが一体となった商品」を「新たな価値を提供する募集人」を通じてお届けする「三位一体のビジネスモデル」を全社で進化させ続けることで、お客さまに提供する価値を向上し、お客さまの数を増やすことを目指します。

非連続な生産性の向上

商品・サービス、販売・営業体制、事務ルール等、基盤となる部分を抜本的に見直し、スピードを上げて、生産性を非連続に高めていくと同時に、「健康経営」と「働き方改革」を実行し、競争力のさらなる向上を目指します。

KPI 修正利益

2017年度は、保険料等収入が順調に拡大したことから、年度目標(280億円)を上回る292億円の実績となりました。
2018年度は、320億円以上の計画値達成に向けて、中期経営計画で目指す姿を具現化させていきます。

中期経営計画では、修正利益の目標を2018年度末で320億円、2020年度末で400億円としています。2017年度末では、修正利益は292億円となっており順調に推移しています。また、保有契約件数の目標を2018年度末で420万件、2020年度末までに500万件としています。2017年度末の保有契約件数は404万件となっており、今後は適切なタイミングでの新商品投入などにより、収益性の高い保障性商品を中心に保有契約を拡大していきます。新成長戦略と非連続な生産性の向上という二大方針のもと、スピード感を持って、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の取組みを進化・改善していくことにより、中期経営計画で目指す姿を実現していきます。

今後の重点取組み

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命は、お客さまの保険と健康維持・増進機能を統合した「Insurhealth(インシュアヘルス)」を展開することで、新たな価値を提供していきます。2018年4月には「Insurhealth(インシュアヘルス)」の第一弾として、就労不能を保障する特約やメンタル疾患、七大疾病を保障する特約だけでなく、健康を応援する機能を組み込んだ業界初の商品である、収入保障保険『リンククロス じぶんと家族のお守り』を発売しました。今後も「Insurhealth(インシュアヘルス)」の第二弾、第三弾を投入し、ご契約後もお客さまと直接つながり続け、お客さまの健康維持・増進を支えることで、お客さまが健康になることを応援する「健康応援企業」への変革(トランスフォーメーション)を進めていきます。

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