ITガバナンス

グループCIO
取締役常務執行役員　濵田 昌宏

IT の活用によるビジネス価値の発現

グループIT戦略は、システムコスト・システムリスクを最適にコントロールし、各事業の経営目的に資するシステム構築を実現することと位置づけています。
これまでの取組みの成果を踏襲しつつ、新たな事業展開を支援し、これまで以上にグループ全体の企業価値向上に貢献できるよう、以下の4点についてチャレンジしていきます。

1.ITガバナンスフレームワークの改善・再設計

グループ各社のシステム変革の前提として、各国・各業界の法規制に沿ったプロセスが求められます。各規制への準拠を前提としつつ、その他の管理プロセスも含めて国際標準に沿った整備を進めることで、ITガバナンスのフレームワークを構築してきました。
今後、このフレームワークの維持・向上を図るとともに、グループ全体のガバナンス体制の進化に合わせて改善・再設計に取り組んでいきます。

2.サイバーリスク対策の高度化

「SOMPOホールディングスCSIRT^*」を設置し、グループ各社の態勢整備支援や、外部情報の収集・共有を通じて、高まるサイバーリスクに対応するとともに、有事の際には、各社で検知した攻撃への対応を支援しています。
今後も情報収集・共有に努めるとともに、新技術を活用して、サイバー対策のさらなる高度化を図っていきます。

• Computer Security Incident Response Team

3.デジタル化の推進

グループCDOと連携して、進化するデジタル技術をグループ各社の事業で具現化できるよう、各社のIT部門の強化やシステムアーキテクチャ変革等を支援することで、デジタル戦略の実現に貢献していきます。

4.IT投資の最適化

グループのIT人材の育成と最適配置を実現するとともに、システムの共通化、ハードウェア・ソフトウェアの共同調達といったシナジーの発揮を図っていきます。IT投資の最適化を進めることで、システムコスト・リスクの低減を図り、各事業ひいてはグループ全体の企業価値を一層高めていきます。