人材

「安心・安全・健康のテーマパーク」実現のため、SOMPOグループを新しい人材集団へ

当社グループの経営理念である「お客さまの安心・安全・健康に資する最高品質のサービスをご提供し、社会に貢献する」ことを実現するために、当社グループを「新しい人材集団」へと変革します。当社グループに集まる国籍・性別・経験・年齢の異なる社員一人ひとりが、お客さまの暮らしに寄り添い、人生を豊かにする「安心・安全・健康のテーマパーク」としてゼロをプラスに変える存在になるために、自分たちはどうすべきかを問い続け自らの行動に変革を起こします。これにより企業文化を変革し、事業ポートフォリオの変革を後押しすることにより、グループの成長に貢献します。
人材や才能を重視する「タレンティズム」という概念を重視し、一人ひとりが持つ個性、才能、それに基づく強みを活かして活躍できる企業文化を醸成していきます。新型コロナウイルス感染症の影響により、さまざまなビジネスの前提が覆されているなかで、この危機を奇貨として受け止め新たなチャンスとすべく、「ダイバーシティ」「プロフェッショナリズム」「ミッション・ドリブン」の3つのコア・バリューを大切にしながら、「新しい人材集団」へのトランスフォーメーションを強力に推進します。

1.ダイバーシティ 多様性を新たな価値創造の力に変えるため、多様な人材がパフォーマンスを発揮できる環境を推進します。あわせて、多様な人材を率いるSOMPOリーダーを育成します。
2.プロフェッショナリズム 一人ひとりが自分の才能や強み、専門性を磨き、グループのミッションを達成するために、自ら問い、行動する企業文化への変革を目指します。
3.ミッション・ドリブン 「場所を問わない働き方」をニューノーマルとすべく、それを支える「アウトプット主義」を実践するため「ミッション・ドリブン」を徹底します。健康経営戦略を推進し、一人ひとりがやりがいを持ち、ミッションを達成する企業文化を醸成します。


Core Value1. ダイバーシティ
-多様性の重要性を理解し、それを新たな価値創造に結びつける-

1. 生産性向上を実現するSOMPOグループの働き方改革

このたびの新型コロナウイルス感染症の感染拡大による変化を奇貨として、生産性を最大化させる働き方を目指します。各事業の目指す姿を再定義し、「場所を問わない働き方」への転換など、「新たな働き方」への改革を加速していきます。社員一人ひとりが高い生産性を意識して働くとともに、創出した時間を有効活用しそれぞれの持つ能力を最大限に発揮できるよう、新たなマネジメントスキルセット教育や「アウトプット主義」で働くためのワークルールの改定などに取り組んでいます。

  • よりフレキシブルな働き方を目指して
    時間と場所の制約を取り払い、よりフレキシブルな働き方を目指して、シフト勤務制度やテレワーク勤務を活用しています。2019年の夏には、2020年の夏に予定していた東京2020オリンピックの実施に先駆け、テレワーク推進期間を設定し、全社的な取組みを推進しました。国内拠点では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、2020年3月から「原則在宅勤務」を実施しました。同時に、一人ひとりの状況に応じた最適な働き方の選択や業務適性に即した働き方ができるよう、各種制度の整備を進めています。職場環境においてもデジタルトランスフォーメーションを実現すべく、業務におけるAIやIoTの活用、RPAの導入を含む業務プロセスの見直しなど、現場目線での継続的業務の見直しを図っています。

テレワークの様子

  • 多様性を尊重した働き方へ
    ワーク・ライフ・バランスの一環となる休み方の改善にも取り組み、時間単位で取得可能な特別休暇、連続取得ができるリフレッシュ休暇や、さらに有給休暇としてのボランティア休暇など、さまざまな事由による年休取得を推進しています。 これらのさまざまな取組みを通じて、新しいことへの挑戦や自己成長に投資をし、高い価値創造を実現することを目指しています。

2. ダイバーシティ&インクルージョンの推進

当社グループでは、ダイバーシティ&インクルージョンをグループの成長に欠かせない重要な経営戦略の一つと位置づけ、「Diversity for Growth」をスローガンに、社員一人ひとりが多様な強みを最大限に発揮しながら活躍し、働きがいのある職場となるための制度づくり、風土づくりに力を入れています。

  • 多国籍企業として
    国籍や性別にかかわらず、異なる背景や多様な価値観を持った人材が集まり、多様な強みを最大限に発揮することが、イノベーションの加速につながると考えています。専門性の高い外国籍の役員を取締役に選任し、執行部門においてはジョン・チャーマンを海外保険事業オーナーに、また、ナイジェル・フラッドを海外M&Aの責任者としてそれぞれ執行役に選任し、取締役会やGlobal ExCoにおいてグローバルな視点から多様な意見に基づいて協議を行っていく方針としています。それ以外の専門性の高いポジションに関しても積極的に外部人材の登用を行っており、オープン・イノベーションの醸成を行っています。
  • 女性が活躍する会社へ

    2020年度末までのグループ全体女性管理職比率の目標を30%以上と設定して女性社員の知識・スキル向上、意識・マインド変革に向けて女性育成プログラムを実施しているほか、グループ各社で独自のプログラムも実施しています。これらのプログラムを通して、2020年4月時点において、損保ジャパンでは、女性の取締役1名、執行役員1名と部店長12名、SOMPOひまわり生命では執行役員4名と部店長1名を登用しています。
    当社は、経済産業省および東京証券取引所が女性活躍推進に優れた上場企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家に魅力ある銘柄として紹介する「なでしこ銘柄」に、3年連続で選定されました。
  • 障がい者の活躍
    障がい者の職業生活における能力発揮・自己実現の場を安定的に供給し、ダイバーシティを構成する一角として新たな価値を創造することを目指し、障がい者雇用促進に取り組んでいます。グループ全体における障がい者がいきいきと働ける環境づくりを目的に2018年4月に設立した特例子会社「SOMPOチャレンジド」は、当社グループの障がい者雇用を牽引する役割も担っています。
  • 自分らしく働くために
    性別や性自認に関係なく使える設備の設置・LGBTの理解を深める研修の開催、会社とともに歩んできた熟年層が意欲と能力のあるかぎり働き続けられるような環境を整え、活力ある企業体質をつくることを目的とした定年後の再雇用制度の導入など、すべての社員が働きやすい環境づくりに取り組んでいます。

3. 人材の多様性を力に変えるグローバルタレントマネジメント

キーポストの後継者育成計画、コア人材へのタフアサインメント付与、選抜型研修などの各施策と連動したグローバルベースのタレントマネジメントを実施しています。グループの人材を計画的なキャリアパスを経て経営や各領域のプロフェッショナル人材として効果的に育成する仕組みを構築しています。

選抜型研修GEP(Global Executive Program)にて自身のリーダーシップ変革について発表する様子

  • 専門性の追求
    2018年度から「Sompo International Global Trainee Program(SIGTP)」を開始しました。本プログラムは、特定の専門職務における国内優秀人材を選抜し、高い専門性を有する海外現地法人において、さらなる専門性向上のために特定の職務に複数年従事するプログラムです。2018年度は13名、2019年度は7名をアンダーライティング(保険引受)部門などに派遣しており、今後も専門性の追求を目指し継続する予定です。

  • グローバルリーダーの育成
    経営をグローバルベースで牽引できる人材を育成すべく、3つの対象層向けに選抜型研修を実施しています。経営陣の登壇や、国内外のグループ会社から広く参加者が集い、ともに切磋琢磨することにより、当社グループを率いるためのリーダーシップを磨きます。

Core Value2. プロフェッショナリズム
-高い専門性に基づき、自律的に考え、行動する-

多様性のある真のプロフェッショナル人材集団へのトランスフォーメーションを進めていくために、2020年4月から新たに「ジョブ型人事制度」を導入しました。多様な人材が「ミッション・ドリブン(使命ありき)」「リザルト・オリエンテッド(実現志向)」の考え方で行動し、高いエンゲージメントの態で活躍できる新しい企業文化への変革を促進することを目的としています。社内外における高度な専門性を有する人材の採用や主要ポストへの登用を積極的に行い、組織風土や企業文化の変革を加速させていきます。

  • 自律的なキャリア形成促進を目指して
    新しい人材集団へトランスフォーメーションを進めるうえで重要な要素となるデジタルとグローバルの領域に重点を置いて、社員一人ひとりが自律的にキャリア形成できるよう支援しています。新入社員を対象としたe-ラーニングによるITリテラシー向上支援や社内起業家育成プログラム、全社員を対象としたTOEICレベルアップコンテストや英会話学習コンテンツ・語学学校の紹介、海外グループ会社と連携した選抜型海外研修などを通じて、高い専門性を自律的に育む社員のキャリア形成を促進しています。

  • ITテクノロジーの活用
    グループ全体における人事管理の一元化ならびに業務プロセス共通化によるオペレーションの改善を目的として、新たな人事システムの構築を行っています。海外グループ会社8社では2018年度より稼働開始し、国内一部グループ会社を対象に2021年度からの稼働に向けたプロジェクトを進めています。海外では、グループ会社間でのさらなる情報活用およびコミュニケーションの活性化を実現しました。損保ジャパンでは採用・人事異動へのAI 活用など、実証実験を行い、人事領域のデジタルトランスフォーメーション化を推進しています。

Core Value3. ミッション・ドリブン
-使命感とやりがい-

1. 健康経営*1の推進

「お客さまの安心・安全・健康に資する最高品質のサービスの提供」を実現するためには、その原動力である「社員および家族の健康」が大切です。グループ人間尊重ポリシーにおいても、「社員の健康維持・増進に取り組むことで活力ある労働環境を確保」することを掲げており、これらの方針に基づき、グループ全体および各社にて健康維持・増進につながるさまざまな取組みを実施しています。

(1)社員の健康維持・増進の取組み

社員一人ひとりの健康維持・増進を実現するため、社員の健康状態に合わせた取組みを実施しています。損保ジャパンでは、過去の健診結果から「血糖値」に着目し、「健康レポート」で社員の健康状態を広く共有し、「めざせ!優糖生」のキャッチフレーズで改善活動を展開しています。SOMPOひまわり生命では、2019年4月から社内禁煙の取組みをより一層強化し、全社員就業時間内禁煙を導入するとともに2020年4月入社対象の新卒採用募集要項に、「入社時点で非喫煙者であること」を明記しています。

(2)活力ある労働環境確保の取組み

当社グループでは、活力ある労働環境を確保することが社員の心身の健康維持や生産性向上、ひいては企業の持続的な成長につながると考えており、グループ各社において労働時間の適正化やテレワーク、シフト勤務、年次有給休暇取得の促進などの多様な働き方の実現に取り組んでいます。損保ジャパンでは、社員の意識調査を定期的に実施し、社員のやりがい向上や組織の活性化につなげています。

(3)データヘルスの取組み

ヘルスケア事業を展開するSOMPOヘルスサポートの健康データ分析ノウハウを活用し、健康保険組合とも連携しながら、データヘルスに取り組んでいます。損保ジャパンでは、社員の健康診断やストレスチェックの結果、生活習慣などのデータを蓄積しており、労働時間やプレゼン ティーイズム*2との関係性について分析を進めています。また、SOMPOひまわり生命では、全社員を対象に無償貸与しているウェアラブル端末から収集した健康状態のデータと健康診断結果やレセプトデータで分析を進めており、データヘルスの進化に取り組んでいます。
当社は、健康経営に優れた企業として経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する「健康経営銘柄2020」に2年連続選定されました。あわせて当社グループの12社が、経済産業省および日本健康会議が運営する健康経営優良法人認定制度において、「健康経営優良法人2020 大規模法人部門」に認定され、そのうち8社が「健康経営優良法人2020大規模法人部門(ホワイト500)」に認定されました。健康保険組合とも連携しながら取組みの継続的な効果を社内外に発信していくとともに、検証や見直しを図っていくことにより、グループ各社やお客さま企業への健康経営普及拡大を行っていきます。

*1 NPO法人健康経営研究会の登録商標
*2 心身の健康状態による生産性低下がもたらす損失

2. エンゲージメント向上施策の展開

当社グループでは、エンゲージメントとは「社員一人ひとりが会社の成長と自身の成長を結びつけ、会社が実現しようとしている戦略・目標に向かって、自らの力を発揮しようとする自発的な意欲」と定義しています。エンゲージメント向上により、企業文化の変革を加速させることができると考え、2017年度から本格的なグループ内調査を開始しています。26社(海外9社、国内17社)に展開しており、同時に、エンゲージメント向上策の一環として、強みを活かすための研修などを展開しています。
経営陣も含めて検討したうえで、分析した結果、エンゲージメントだけではなく業績も改善されるなどの好取組み事例も出てきています。特に、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による変化を奇貨として受け止め、「場所を問わない働き方」を「ニューノーマル」とするためには、従業員エンゲージメントの重要性はますます高まっていくと考えています。新たな働き方をこのような取組みを通じてリードし、一人ひとりがやりがいを持ってミッションを達成する企業文化を目指していきます。