国内生保事業

国内生命保険事業オーナー
執行役 大場 康弘
(損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社
代表取締役社長)

従来の保険に加え、今までにない新たな価値を提供することで、お客さまが健康になることを応援する「健康応援企業」への変革を進めています。保険本来の機能(Insurance)に、健康を応援する機能(Healthcare)を組み合わせた、従来にない新たな価値「保険+健康(Insurhealth®:インシュアヘルス)」を提供することで、お客さまの健康維持・増進を支え、お客さまから選ばれる保険会社を目指します。

事業紹介

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命は、SOMPOホールディングスグループのなかでも高い成長性を有する国内生保事業を担い、SOMPOホールディングスグループの事業戦略を担う柱の一つとして、2016年度から国民が健康になることを応援する「健康応援企業」への変革を掲げています。

「SOMPOひまわり生命」への商号変更

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命株式会社は、2019年10月1日に関係当局の認可などを前提として、お客さまへのわかりやすさの観点から「SOMPOひまわり生命株式会社」へ社名変更を行います。今後も既成概念にとらわれず、「安心・安全・健康」のフロントランナーとして、ブランドを確立していきます。

事業環境と基本戦略

国内生保マーケットは、少子高齢化の進展により、徐々に縮小していくと見込まれています。販売チャネルの多様化、デジタル化の進展により、各社の競争は一段と激化しています。そのなかで、私たちの使命は、死亡や病気による不幸や不安というリスクから、いかにお客さまをお守りし、世の中を明るくできるかであると考えています。
2016年9月から健康サービスブランド『リンククロス』を立ち上げ、さまざまな健康サービスを展開しています。また、2018年度には保険本来の機能(Insurance)に健康応援機能(Healthcare)を組み合わせた「Insurhealth®」商品を4つ販売しました。保険機能では金銭的にサポートし、健康応援機能では予測、予防、寄添いによるお客さまの健康の維持・増進を図ります。
当社は、今後もお客さま本位の業務運営方針に基づき、従来の保険会社にはない新たな価値の提供を行っていきます。

中期経営計画の進捗

「業界常識の打破」、「お客さま起点」、「身近で頼りになる存在」をコンセプトに、「新成長戦略の実行」と「非連続な生産性の向上」に取り組み、「健康応援企業」への変革を目指します。

新成長戦略の実行

最先端のICTを活用し、「健康を軸にした新たなサービス」と「そのサービスが一体となった商品」を「新たな価値を提供する募集人」を通じてお届けする「三位一体のビジネスモデル」を全社員で作り上げ、お客さまに近いところで改善を繰り返すことにより、お客さまに新たな価値を提供していきます。

非連続な生産性の向上

事務ルールとそれを貫くICT、商品・サービスのあり方、販売・営業体制のあり方、人財力の向上、基盤となる部分を抜本的に見直します。新たな発想で非連続な生産性を高め、圧倒的なスピードの向上により、目指す姿を実現します。

2018年度は、保険料など収入が順調に拡大したことから、年度目標(320億円)を上回る328億円の実績となりました。
2019年度は、340億円以上の計画値達成に向けて、中期経営計画で目指す姿を具現化させていきます。

中期経営計画では、修正利益の目標を2019年度末で340億円、2020年度末で370億円としています。2018年度末では、修正利益は328億円となっており順調に推移しています。また、保有契約件数の目標を2019年度末で429万件、2020年度末までに445万件としています。
2018年度末の保有契約件数は414万件となっており、今後は適切なタイミングでの新商品投入などにより、収益性の高い保障性商品を中心に保有契約を拡大していきます。新成長戦略と非連続な生産性の向上という二大方針のもと、スピード感を持って、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の取組みを進化・改善していくことにより、中期経営計画で目指す姿を実現していきます。

今後の重点取組み

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命はお客さまの保険と健康維持・増進機能を統合し「Insurhealth®」を展開することで、新たな付加価値を提供していきます。
2018年度は具体的なInsurhealth®商品として4月に『リンククロス じぶんと家族のお守り』、8月に『リンククロスピンク』、10月に『リンククロス 笑顔をまもる認知症保険』2019年3月に『リンククロス ナインガード』の4つの商品を発売しました。
今後も「Insurhealth®」を核にした商品・チャネル・サービスの進化を加速させていきます。また、健康経営の積極的な推進や人財力の向上に取り組み、社員や家族が心身ともに健康となり、安心してチャレンジをすることができ、高いパフォーマンスが発揮できる組織を目指します。
そして、構築したビジネスモデル・事業構造を駆使して、伝統的な生命保険会社からお客さまが健康になることを応援する「健康応援企業」へのトランスフォーメーションを実現します。

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