コーポレート・ガバナンス

当社グループは、コーポレート・ガバナンスの透明性と公正性の向上を継続して図り、企業の社会的責任を果たすことで、すべてのステークホルダーとの信頼関係を強化することが重要であると考えています。当社は取締役会において「コーポレート・ガバナンス方針」を定めており、統治組織の全体像および統治の仕組みの構築に係る基本方針を明確化し、最良のコーポレート・ガバナンスを追求し、その充実に継続的に取り組んでいます。
当社グループは、これまで指名・報酬委員会等を有するハイブリッド型の会社機関設計と運営、事業オーナー制(2016年度)、グループ・チーフオフィサー(CxO)制(2017年度)など、グループ経営体制の強化に向けて着実に取組みを進めてきました。そして、次のステージを目指すため、2019年6月に「監査役会設置会社」から「指名委員会等設置会社」に移行し、グループの目指す姿の実現に向け、より迅速に意思決定し、能動的に実行する体制構築を目指すこととしました。

これまでのコーポレート・ガバナンス改革

コーポレート・ガバナンス体制

指名委員会等設置会社へ移行

当社は、コーポレート・ガバナンス体制強化の一環として、2019年6月に指名委員会等設置会社へ移行しました。経営の監督と業務執行を分離することで、取締役会の監督機能の強化および執行部門への大幅な権限委譲による業務執行の迅速化を図ります。また、指名・監査・報酬の法定三委員会設置によって、より高い透明性と公正性の向上を実現していく統治体制を構築しています。
業務執行体制ではグループCEOとグループCOOの全体統括のもと、各執行役が取締役会から委任を受けた業務執行の決定および業務執行を担うとともに、事業オーナー制、グループ・チーフオフィサー(CxO)制を採用し、敏捷かつ柔軟な意思決定および業務執行ならびに権限・責任の明確化を図っています。

Global ExCo、経営執行協議会(MAC)の設置

グループ全体の戦略的課題などに関する協議を行う執行部門の最上位の会議体として、Global ExCoを新たに設置しました。海外保険事業の主要メンバーを含む本会議は、グループCEOの諮問機関として、グループ全体の経営戦略や業務執行方針などの経営に重大な影響を与えるテーマについて、グローバルな視点から、高い見識と多様な意見に基づいて協議を行っています。GlobalExCoでの協議の内容は直ちに各事業戦略に反映され、具現化されて業務の意思決定・執行のスピードを上げています。
主に国内事業案件や管理業務案件に係る重要事項などは、グループ COOの諮問機関である経営執行協議会(MAC)で具体的に協議されたあと、実行されます。経営執行協議会(MAC)での協議内容はGlobal ExCoメンバーにも共有することで、二つの会議体がそれぞれの機能を有機的に発揮していく体制構築を目指しています。

監督の体制

当社は、コーポレート・ガバナンス体制強化の一環として、2019年6月に指名委員会等設置会社へ移行し、経営の監督と業務執行を分離することで、取締役会の監督機能の強化および執行部門への大幅な権限委譲による業務執行の迅速化を図り、また、指名・監査・報酬の法定三委員会設置によって、より高い透明性と公正性の向上を実現していく統治体制を構築しています。

執行の体制

変化の激しいVUCAの時代においては、並外れた「敏捷性」「柔軟性」を持った経営体制が必要となります。
当社では、その実現に向けて、グループCEOおよびグループCOOの全体統括のもと、事業部門の最高責任者である事業オーナーに大きな権限を与え、迅速な意思決定と業務遂行を行う(縦ライン)とともに、グループの機能領域の最高責任者であるグループ・チーフオフィサー(CxO)がグループ全体の担当機能領域を統括し、グループベストの意思決定・グループ横断の業務遂行(横ライン)を行うマトリクス型のグループ経営体制を構築しています。

事業オーナー制

事業オーナーは、グループ経営理念およびグループ経営計画の実現に向け、担当する事業部門全体の計画遂行および「安心・安全・健康のテーマパーク」の実現に向けた貢献に責任を負うとともに、事業戦略立案、投資判断および人材配置など、その実行に必要となる大きな権限を持っています。
2016年4月の事業オーナー制の導入以降、各事業オーナーのリーダーシップのもと、スピード感を持った意思決定・業務遂行により、ダイナミックな成長戦略の遂行や、各種課題に対し敏捷かつ柔軟に対応しています。

グループ・チーフオフィサー(CxO)制

グループ・チーフオフィサー(CxO)は、担当する機能領域におけるグループ全体の最高責任者として、グループ戦略をふまえ、自身の役割・責任に基づき、グループベストに向けた機能発揮をグループ横断で行っています。
グループ・チーフオフィサー(CxO)制は、ミッション・ドリブン(使命ありき)で、強いリーダーシップを期待する仕組みとして2017年4月に導入し、各グループ・チーフオフィサー(CxO)の役割・機能や必要なスキル・経験などは、「ファンクション・ポートフォリオ」に規定し明示しています。
グループ・チーフオフィサー(CxO)の役割・機能、設置領域や設置数は、固定的なものでなく、グループを取り巻く環境やグループ経営課題に伴い変化するものであり、柔軟に見直しを行います。

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