新型コロナウイルス感染症に対するSOMPOグループの対応

新型コロナウイルス感染症の拡大による世界的なパンデミックのなか、SOMPOグループはお客さまの「安心・安全・健康」を支えるグループとして、また企業としての社会的責任を果たすためにさまざまな取組みをしています。

従業員の安全に向けた取組み

当社は新型コロナウイルスの社内外の感染拡大抑止と従業員の安全確保を最優先として、危機対策本部を設置し取組を進めました。
グループ各社では感染予防対策として、全国で「テレワーク・時差通勤」を積極的に実施しています。また、今般の政府による全国の小中学校および高校等への臨時休校要請を踏まえ、従来の対応に加え、育児や介護等の事情を抱える社員に対する特別休暇の付与等の対応を拡大しています。

グループ一丸となったお客さま、医療・介護事業者への支援

今回のパンデミックによって、当社グループは保険事業や介護事業を中心としたSOMPOの社会的インフラとしての役割を改めて認識しました。国内外のグループ各社では、新型コロナウイルス感染症を補償する保険商品やリスクマネジメントサービス、および介護サービスの提供など、事業を通じたお客さまおよび医療・介護従事者への支援に取り組んでいます。

「新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響下で戦うSOMPOケア職員へのインタビュー」の制作

当社は、新型コロナウイルス感染症への感染リスクと向き合いながら、日々サービス継続に取り組む介護従事者の生の声をお届けするために、介護従事者へのインタビュー動画を制作しました。介護従事者を取り巻く環境やリアルな想いを広く伝えることで、すべての介護従事者へのエールを呼び掛けることを目指します。
インタビュー動画ではコロナ禍における苦労やご利用者への思い、仕事のやりがいについて、次のような声を届けています。

「私たちがこうして平和な世の中に暮らしていられるのは、今の高齢者の方々が一生懸命働いてくれたからだと思います。そういった高齢者の方々に対して、私たちは感謝の気持ちを持って、尊敬の気持ちを持ってお手伝いさせていただきたいと思っていますし、すべての高齢者の方々が『長生きして本当に良かった。』と思ってもらえる世の中にしていきたいと思います。」
「これから先、さまざまな業種でリモートワークが進み、人と接する機会が少ない生活が進むなかで、逆に人と接しなければならない仕事は、すごく希少なことで価値が高い仕事になっていくと思います。人と接して直接言葉を交わすことができるこの仕事は、他の仕事に負けない価値のある仕事になっていく。介護はそういう仕事になっていくと思います」

詳しいインタビューの内容は、以下のリンクをご覧ください。

寄付を通じた支援の実施

損保ジャパンでは、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を踏まえ、医療・介護従事者の感染防止体制充実と継続的な事業・サービス提供に役立てていただくため、損害保険協会を通じて日本赤十字社および全日本病院協会への寄付を行いました。

また、新型コロナウイルスの影響を受け利用者の減少などによる売上減少や衛生資材のコスト上昇および人件費の増加など、複合的な要因によって介護業界の経営が圧迫されているという現状をふまえ、全国介護付きホーム協会への寄付を行いました。 最大規模の業界団体である本団体への支援を通じ、介護業界における感染防止体制充実と継続的な事業継続支援を行い、コロナ禍における介護体制の維持に貢献していきます。

新宿本社ビル ブルーライトアップの取組み

損保ジャパンでは、新型コロナウイルスと最前線で闘い続けていただいている医療従事者の皆さまへの感謝の気持ちを込めて、2020年5月29日(金)に「新宿本社ビル」をブルーにライトアップしました。
医療従事者の皆さまへの感謝の気持ちに加え、「私たち一人ひとりが感染しないことが医療従事者の皆様への最大のエールにつながる」という認識のもと、「これから先も、気を緩めることなく、感染防止の取組みを徹底していきます」という思いも込められています。

  • ブルーライトアップは、新型コロナウイルスと最前線で闘い続けていただいている医療従事者の皆さまへの感謝の気持ちを込めて、イギリスのロンドンではじまったのち世界へ広がりを見せ、アメリカ全土では「#Light It Blue」キャンペーンにより、多くの建造物や施設が取組みに参加しています。日本でもこの取組みが広がり、多くの施設で実施されています。

ブルーライトアップ時の新宿本社ビルの写真

社会貢献の取組み

損保ジャパンでは「社会貢献方針」のもと、地域および地球規模での社会的課題の解決をめざし、積極的に社会貢献活動を実践するとともに、社員ひとりひとりによる自発的な社会貢献活動を支援しています。

#みんなでコロナを乗り越えよう(Googleサイト、プラス)の取り組み

損保ジャパンでは、社員の自発的な社会貢献活動を支援する取組みとして、新型コロナウイルスの影響により支援を必要とする方々の情報を掲載する社内SNSを立ち上げました。また、SNS上では社員による取組みの紹介も積極的に行われ、好取組をタイムリーに共有しています。

  • 新潟支店の取組み
    新潟支店では有志社員が手作りしたフェイスシールドを新潟県医師会に提供しました。

目録による贈呈

新潟県医師会から頂いた感謝状

寄付を通じた支援

損保ジャパンとSOMPOちきゅう倶楽部*では、コロナ禍において困窮する子供たちのために活動している地域のNPOへの活動支援として寄付を実施しました。

  • 中央共同募金「臨時休校中の子どもと家族を支えよう基金」(損保ジャパン、SOMPOちきゅう倶楽部)
    全国のこども食堂やフードバンクなどの食の支援、学習支援団体、障がいがある子どもの居場所づくりを行う団体への支援を実施
  • パブリックリソース財団「子ども支援団体等緊急支援基金」(SOMPOちきゅう倶楽部)
    子どもの食支援、オンラインでの学習支援、虐待防止、休校中の子どものケアなどに取り組む団体への支援を実施
  • セーブザチルドレン「ひとり親家庭応援BOX」(損保ジャパン)
    新型コロナウイルスにより収入が減少したひとり親家庭を対象に、子どもたちの食支援や遊びの機会提供を目的として「ひとり親家庭応援BOX」の提供を実施
  • SOMPOちきゅう倶楽部について
    当社グループ役職員がメンバーとなるボランティア組織で、全国各地でボランティア活動を行っています。1993年の発足以降、代理店などと協働し、森林保全活動や清掃活動、施設を訪問して行う車いすの整備・清掃、古本の収集など、地域のニーズや特性にあったボランティア活動を全国で実施しています。
    メンバー有志が任意の金額を寄付し、メンバーが行う社会貢献活動などに役立てる「SOMPOちきゅう倶楽部社会貢献ファンド」は、全国各地で実施するボランティア活動の費用や災害支援、メンバーが応援するNPO団体等への寄付に活用されています。

ステイホームを支援する取組み

当社グループは、新型コロナウイルス感染防止として外出自粛が続くなか、ステイホームを支援する様々な取組みを行っています。

  • 防災ジャパンダプロジェクトWebコンテンツの提供
    損保ジャパンでは、子どもたちとその保護者を対象に、災害から身を守るための知識や安全な行動を学んでもらうことを目的に防災教育活動「防災ジャパンダプロジェクト」を展開しています。
    コロナ禍で従来のようなイベント開催が難しいなか、防災の学びを止めないよう、頻発している水害やウイルス流行下の複合災害を想定した自宅避難、避難所で活用できる紙食器づくりなどのメニューを新たに追加し、場所を問わずに楽しく学べる動画コンテンツを作成しホームページ上に公開しました。
  • おうちアートプロジェクト「ゴッホ《ひまわり》ぬり絵」の提供
    損保ジャパンでは、お子さまをはじめとした幅広い世代の方々にご自宅で楽しめるコンテンツを提供したいという思いから、所蔵するゴッホの《ひまわり》やマスコットキャラクターのジャパンダをぬり絵にしました。
  • 「SOMPOダンスプロジェクト~おうちにいようプロジェクト~」の展開
    損保ジャパンでは、外出を自粛する子どもたちの運動不足解消と、「StayHome」を呼び掛けることを目的として、日本ストリートダンススタジオ協会と名古屋学院大学が共同開発した「足が速くなるダンス」を活用した取組みを展開しています。
  • 市民のための環境公開講座のオンライン開催
    損保ジャパンでは、市民の皆さまと共に環境問題についてより深く考え、それぞれの立場で具体的な活動を実践していくことを目的として、1993年からSOMPO環境財団・日本環境教育フォーラムと3者協働で、「市民のための環境公開講座」を開催しています。
    コロナ禍で従来のような集合型での開催が難しいなか、環境問題の学びを止めないよう、2020年度は無料のオンライン講座として全9回開催しています。

SOMPO福祉財団の取組み

SOMPO福祉財団では、2004年から地域を支えるNPOの活動基盤の強化に必要な資金を支援する事業を行っています。2020年度は助成対象の活動を新型コロナウイルス感染症の流行に対しての活動や事業を継続、拡大しようとしている活動も含め、募集地域を全国に拡大、助成総額も増額し、地域の中核となり、持続的に活動する質の高いNPO法人づくりの支援や、地域共生社会を実現するための支援をしています。

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