マテリアリティKPIと進捗状況

SOMPOのパーパスおよびその実現に向けた価値創出ストーリーと新中期経営計画の検討に際し、当社では中長期的なメガトレンドの分析や社会課題の洗い出しをもとに、当社グループが有する強みやリソースからどんな社会課題に向き合い、どんな価値を提供していくのかについて徹底的に議論をしました。加えて、国連グローバル・コンパクトやISO26000などの国際規範をもとに、社会やステークホルダーにとって重要な課題もふまえ、網羅的に社会課題を洗い出し、その中から優先的に取り組むべき社会課題を7つのマテリアリティとして整理しています。今後は各マテリアリティに対して設定したKPIにより進捗状況を管理し、パーパス実現に向けた着実なPDCAを実践していきます。

価値創造サイクルの進捗を測る重要なKPI
★2023年度新たな追加KPI



【マテリアリティKPI簡易表】

マテリアリティ マテリアリティの小区分 マテリアリティKPI 2022年度実績
KPI項目 対象事業 数値目標 パートナーシップ
KPI
実績値 達成状況
(単年度目標)
あらゆるリスクに対する
備えの提供
金融包摂・あらゆる人々への保険の普及 ガバナンスの機能発揮 変革に向けた多様なステークホルダーとの共創 国内の正味収入保険料(保険の普及への貢献) 国内損害保険事業 2021年度19,886億円、2022年度20,553億円、2023年度20,799億円 パートナーシップの増加

(1)対外公表した協業・提携件数
(2)協業・提携によるProof of Concept/実証実験などの件数
(3)協業・提携によって提供したソリューション数

【2022年度実績】
(1)112件
(2)41件
(3)51件
20,793億円 達成
海外の総収入保険料(保険の普及への貢献) 海外保険事業 2021年度+7.9%、2022年度+7.1%、2023年度+6.9%
※米ドルベース
+11.3%増収 達成
生命保険の保有契約件数(保険の普及への貢献) 国内生命保険事業 2021年度443万件、2022年度472万件、2023年度500万件 471万件 未達成
あらゆる人々への病気・ケガへの備えに資する保険商品(重点販売商品)の販売件数・保険料 国内損害保険事業 対前年比増加 対前年度比増加
(実績:+2,890件、+5.0億円)
達成
持続可能な食糧供給への貢献 『AgriSompo』による農業保険の事業対象国の拡大 海外保険事業 2023年度までに対象国数を増加 単年度目標なし
事故や災害を未然に防ぎ、
レジリエントな社会に貢献
自然災害にレジリエントな社会への貢献 自然災害の保険金支払に関するお客さま満足度 国内損害保険事業 対前年比改善 対前年度比+1.6ポイント 達成
気候変動への適応・緩和に資する商品・サービスの開発 グループ共通 開発実績を随時公表 各種開示物掲載 単年度目標なし
安心・安全な次世代モビリティ社会への貢献 安心・安全な次世代モビリティ社会への貢献に資する保険商品(重点販売商品)の販売件数・保険料 国内損害保険事業 対前年比増加 対前年比増加
(実績:+324,220件、+15.4億円)
達成
お客さまサービスの品質向上 自動車事故の保険金支払に関するお客さま満足度 国内損害保険事業 対前年比改善 対前年度比▲0.8ポイント 未達成
次世代への教育(防災、交通安全) 防災や交通安全教育の参加人数 グループ共通 2021年度 15,000人、2022年度 18,000人、2023年度 20,000人 17,963名 未達成
経済・社会・環境が調和した
グリーンな社会づくりへの貢献
サステナブル・ファイナンス
(保険引受・商品開発/投融資)
サステナビリティ関連のイニシアティブ・ルールメイキングへの参画・活動 グループ共通 活動実績を随時公表 各種開示物掲載 単年度目標なし
投融資先エンゲージメント数 グループ共通 対前年度比増加 対前年度比減少 未達成
カーボンニュートラル社会、循環型社会、自然共生社会への貢献 自社の温室効果ガス(GHG)削減率 グループ共通 2030年60%削減(2017年比)、2050年実質排出ゼロ
※スコープ1,2,3(投融資を除く)が対象
239,554 tCO2e 単年度目標なし
バリューチェーンにおけるESG配慮 使用電力の再生可能エネルギーへの切り替え グループ共通 2030年導入率70% 5.1% 単年度目標なし
投融資の温室効果ガス(GHG)削減率 グループ共通 2025年25%削減(2019年比)、2050年実質排出ゼロ
※スコープ3カテゴリー15が対象
2021年度
株式:931,821 tCO2e
債券:909,893 tCO2e
単年度目標なし
生物多様性の保全、循環型社会・自然共生社会実現への貢献 生物多様性保全活動・環境教育への参加人数 グループ共通 2021年度 11,500人、2022年度 9,000人、2023年度 10,500人 9472人 達成
健康と笑顔を支える
ソリューションの提供
健康寿命の延伸 Insurhealth®販売件数 国内生命保険事業 2021年度末30万件/2022年度末46万件/2023年度末42万件 44万件 未達成
Insurhealth®保有件数 国内生命保険事業 2021年度末60万件/2022年度末113万件/2023年度末130万件 110万件 未達成
Insurhealth®商品の販売占有率 国内生命保険事業 2021年度末60%/2022年度末70%/2023年度末80% 74% 達成
マイリンククロス会員数 国内生命保険事業 2022年度70万人、2023年度100万人 77万人 達成
社名認知度 国内生命保険事業 2021年度末60%/2022年度末70%/2023年度末70% 56.8% 未達成
健康イメージ 国内生命保険事業 SOMPOひまわり生命の生命保険業界での順位:
2021年度末5位、2022年度末3位、2023年度末1位
8位 未達成
認知症予防プログラム展開事業所数 介護・シニア事業 2021年度38件、2022年度82件、2023年度194件 133件 達成
保健指導事業の売上高 戦略事業 2021年度:3,519百万円、2022年度3,881百万円、2023年度4,039百万円 3,693百万円 未達成
メンタルヘルスサービスの売上高 戦略事業 2021年度:1,485百万円、2022年度1,619百万円、2023年度1,764百万円 1,600百万円 未達成
スマート社会への貢献 スマートコミュニティのProof of Cocept件数・スマートコミュニティ事業売上高 介護・シニア事業 2021年度 10件、2022年度 10件、2023年度 0.2億円(事業化初年度売上高) 9件 未達成
持続可能な
高齢社会への貢献
持続可能な社会保障制度への貢献 未来の介護モデルの導入施設数 介護・シニア事業 2021年度28件、2022年度73件、2023年度180件 37件 未達成
介護施設の入居率 介護・シニア事業 2021年度90.8%、2022年度92.9%、2023年度94.8% 92.3% 未達成
介護利用者数 介護・シニア事業 2021年度9万人、2022年度9.4万人、2023年度10万人 9.2万人 未達成
介護職の離職率 介護・シニア事業 2021年度11.4%、2022年度11.0%、2023年度11.4% 11.7% 未達成
未来社会を変える
人材集団の実現
従業員エンゲージメント向上 人的資本への投資 組織のイノベーション力向上 従業員エンゲージメント グループ共通 2023年度までにGallup Q12の平均得点 (国内)3.70pt (海外)4.10pt (国内)3.50pt
(海外)4.12pt
単年度目標なし
MYパーパス研修受講率 グループ共通 2023年度までに全対象者が受講完了(当社および国内グループ会社) 90% 単年度目標なし
テレワーク率 グループ共通 グループ全体で50%以上 ※介護現場などは対象外 43% 未達成
健康経営®、人間尊重・人権リスクへの適切な対応 健康経営®に関連する生産性指標(WLQ) グループ共通 各社において対前年度比改善 93.5% 未達成
ダイバーシティ&インクルージョンの推進 女性管理職比率 グループ共通 2023年度末:30%(2024/4/1時点) 28.1%(2023年4月1日時点) 単年度目標なし
障がい者雇用率 グループ共通 2023年度末:2.5%(2024/4/1時点) 2.36%(2023年4月1日時点) 単年度目標なし
人材投資(生涯教育・リカレント教育) ジョブ型人事制度へのシフト グループ共通 2023年度までに各社においてジョブ型制度の実現 SOMPOホールディングスではジョブ型雇用を担当層にまで拡大 単年度目標なし
デジタル人材育成・獲得数 グループ共通 2023年度までに
DX専門人材:177名
DX企画人材
(a)DX基礎研修受講完了者:4,000名
(b)AI企画者・データ活用・CXアジャイル・デザイン研修受講者:3,000名、
DX活用人材:研修受講者17,100名
DX専門人材:69名
DX企画人材
(a)DX基礎研修受講完了者:4,173名
(b)AI企画者・データ活用・CXアジャイル・デザイン研修受講者:1,797名、
DX活用人材:研修受講者17,281名
単年度目標なし
価値創造に向けた
パートナーシップの
プラットフォーム構築
デジタル社会の促進 リアルデータプラットフォーム(RDP)活用によって創出するグループの売上高 デジタル事業 5,000億円(中長期目標) 2023年度よりegakuを事業化 単年度目標なし
リアルデータプラットフォーム(RDP)活用商品・サービスの外販・収益化 デジタル事業 2023年度末までに2事業以上 2023年度よりegakuを事業化 単年度目標なし
★介護RDP(egaku)の展開事業所数 介護・シニア事業 2023年度:100事業所へ展開
★介護RDP(egaku)の営業利益 介護・シニア事業 2030年度:100億円
★介護RDP(egaku)が創出する社会インパクト 介護・シニア事業 2040年度:3.7兆円(22万人の介護需給ギャップの解消)
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