新型コロナウイルスの感染拡大を受けたトップメッセージ(グループ役職員向け)[トピックス]

2020年05月20日

本日、SOMPOホールディングス グループCEOの櫻田 謙悟は、新型コロナウイルスの 感染拡大を受けて、グループ役職員向けに以下のメッセージを発信しました。

2019年度決算発表を踏まえて

1.はじめに

本日は、SOMPOグループの2019年度決算発表を踏まえて、全世界のグループ役職員の皆さんへメッセージをお送りしたいと思います。
現在、世界の多くの国々において、新型コロナウイルスの感染が猛威を振るっています。経済再開へと緩和に踏み切る国や地域があるものの、依然として収束はしておらず、人々の生活や経済活動に対する大きな脅威が続いています。当社グループ役職員やそのご家族のみならず、感染されたすべての方に心からお見舞い申し上げます。また、介護や医療の現場で日々奮闘される皆さま、社会的機能や経済活動を支えるため努力されている皆さまに心からの敬意を表します。

2. 役職員の皆さんの取組への感謝

当社は、「安心・安全・健康のテーマパーク」の実現を目指す歴史あるグローバルな企業集団であり、これまでも様々な危機を乗り越えてきました。そして今も、人々や企業のライフラインとしての社会的使命を果たすべく、全ての役職員が自らの役割を果たすため、懸命に業務に取り組んでくれています。
介護事業では、ご入居者さまやご利用者さまの命と生活を守るために、強い使命感を持って現場の皆さんが奮闘を続けてくれています。保険や様々な事業におきましても、カスタマーセンターをはじめとしたお客さま対応、契約管理、決算業務など、会社経営に不可欠な業務を着実に対応いただいています。そして、多くの役職員が創意工夫を凝らしながら、仕事の見直しや在宅勤務などの働き方改革に向けたチャレンジも含めて様々な形で前向きに仕事に取り組んでくれていることに心から感謝申し上げます。

3.2019年度決算概要

続いて、会社業績について説明します。本日、2019年度決算について開示しました。
2019年度のグループ修正連結利益は1,508億円と増益、修正ROEは6.4%となりました。相次ぐ自然災害の影響もあり、期初目標値(1,850億円、7.5%)には到達していないものの、2019年11月に公表した修正後の業績予想(修正連結利益1,280億円、5.3%)に対しては、暖冬・少雪による支払保険金減少などもあり228億円増となりました。国内外保険事業、介護事業、周辺事業と、グループ各社の1年間の懸命な取組に改めて感謝申し上げます。
2020年度は、新型コロナウイルスによる業績影響は確実にありますが、SOMPOは保険事業を始め、収益を安定させるポートフォリオを形成しており、ポストコロナでも高いレジリエンスを発揮していきます。新型コロナウイルスの影響については今後も精査が必要ですが、戦略的リスク経営に基づき、「リスク」「利益」「資本」のバランスが適正な水準となるよう管理することで、十分な耐性を確保していく方針です。
【参考】2020年3月末ESR:227% (財務健全性の指標。ターゲットレンジは180~250%。)

4.ポストコロナの世界に向けて

新型コロナウイルスの出現により、世の中の仕組みやニーズ、価値観は劇的に変化しています。かねてより現代はVUCAの時代であると申し上げてきたとおり、金融市場の不安定化、超低金利の長期化、そして国際情勢の変化など、不確実性は加速しています。また、全世界的にリモート・非対面でのつながり方が拡大・定着して、これに伴うデジタルやデータ利活用のインフラ化も急激に進むと思われます。日本を始めとした先進国においては、少子高齢化という社会課題に立ち向かうなか、医療崩壊、医療・介護の需給ギャップ拡大などの社会課題が顕在化しました。オンラインでの診療や教育、サービスのスマート提供、技術革新、法制緩和が進むなど、世の中は確実に変わり始めています。
非連続の変化が続く今、重要なことは過去や慣習に捉われず、物事の本質を見抜いて、勇気を持って実行することです。こうした状況は自身や会社はもちろん、社会全体の考え方や行動を大きく変えるチャンスを与えてくれるはずです。何もしなければ何も変わりません。SOMPOグループも、お客さま・チャネル・働き方など、既存のビジネスモデルの再点検・再定義・再構築を行い、今まで以上に本気で企業文化の変革・トランスフォーメーションを推し進め、「安心・安全・健康のテーマパーク」の実現を目指して進んでいきましょう。
そして、言うまでもなくそれには当社グループを支える全世界8万人の「人」の力が必要不可欠です。既に皆さんの中には、日常生活の様変わりやリモートワークの積極活用、仕事の進め方の見直しなどを通じて変化を感じている人も多くいると思います。そうした変化を危機回避のための一過性のものとは捉えず、一人ひとりがこれからの日々の生活や働き方に対する価値観を根本から見つめなおす機会としてください。SOMPOグループはそうした皆さんの変化を歓迎し、最大限に後押しします。

5.コロナを奇貨として、よりよい会社・社会へ

今回の新型コロナウイルスによる変化を奇貨として、よりよい会社へ生まれ変わり、社会に貢献するチャンスとするための一つのヒントは、徹底した「アウトプット主義」への転換だと考えています。多様で変化の速いステークホルダーのニーズを的確に察知するためにEQ(Emotional Quotient:心の知能)を高め、生産性を強く意識した行動と、それを支える「質の向上」や「場所を問わない働き方」を加速させてください。米国では既に「with コロナ」の視点で新たなビジネスチャンスを貪欲に模索する動きが見られ始めています。変化を受け止め、流れに置いて行かれることのないよう、経営陣は従来の延長線上ではないレベル感・時間軸・優先順位で必要な投資を実行していきます。
そして、そうしたヒントは皆さん一人ひとりの中にも存在しているはずです。お客さまや地域社会、人々の暮らし方など周囲を見渡し、皆さんが感じた変化や気づきを積極的にグループに向けて発信してください。全世界の現場の声やアイデアを結集することで、SOMPOらしい、世界で唯一のエコシステムを全員一丸で構築していきましょう。

6.おわりに:圧倒的な当事者意識に期待

繰り返しますが、本日の決算発表のとおり、コロナ禍においてもSOMPOグループの足元事業は堅調です。安心して自身のミッションを果たすことに集中して、圧倒的な当事者意識をもって自ら考え、行動してください。
私はSOMPOの明るい未来に希望を抱いています。ポストコロナでは、さらに複雑な社会的課題が待ち構えていますが、その解決はSOMPOが牽引していくと信じています。ステークホルダーの期待に応え「いて欲しいSOMPO、いなくては困るSOMPO」となることを目指して、全員で、この難局を必ず乗り越えていきましょう。