お客さまの健康に資する取組みやサービス提供

保険商品を通じた取組み

健康サービスブランド「リンククロス」

SOMPOひまわり生命は、生命保険のその先へ、お客さまが健康になることを応援する「健康応援企業」への変革を目指し、新たな価値を提供するフロントランナーとして健康サービスブランド「リンククロス」を立ち上げました。
「リンククロス」は、お客さまに心地よく、楽しく、健康を維持していただくことをコンセプトとして、健康を軸とした革新的な商品や、アプリを中心とした健康関連サービスを展開していきます。

●月々500円で加入できる先進医療・臓器移植特化型保険「リンククロス コインズ」の発売

月々500円の保険料で加入出来るネット専用商品「リンククロス コインズ」(正式名称:臓器移植医療給付金付先進医療保険)を2016年より発売しています。
「リンククロス コインズ」は、経済的負担の大きい先進医療による療養を受けたときの先進医療給付金と先進医療一時金、および所定の臓器移植を受けたときの臓器移植医療給付金をお支払いします。

●有償ヘルスケアサービス

  • リンククロス 血糖コーチング

2022年10月、生活習慣改善サポートサービス「リンククロス 血糖コーチング」を発売しました。
健康診断などでは知ることのできない日常生活における血糖値の変化を「持続型血糖測定器」を装着することで把握し、原因や改善方法を知ることができるサービスです。
「自身の生活習慣と血糖変動の関係」に気づきを得ることで、能動的な生活習慣改善の行動に導きます。

  • 【業界初】女性のライフデザイン支援サービス「リンククロス ライフイズ」発売

2022年9月、Femtech(フェムテック)領域における業界初の有償ヘルスケアサービスとして「リンククロス ライフイズ」を発売しました。
「生理」「将来の妊娠」「更年期」の健康課題は、ホルモンの変動とともに仕事のパフォーマンスやライフデザインに密接に関係しています。ホルモンが女性の人生に与える影響について理解を促し、パーソナライズ化された改善策を提示することによって、不調や悩みの解決に導きます。
企業で働く女性従業員の健康やキャリア面などあらゆる悩みを紐解いて、それぞれの女性が理想とするライフデザインを支援することで、企業全体のパフォーマンス向上に繋げます。

●リンククロスアプリシリーズ

  • 健康サポートアプリ「リンククロス 健康トライ」

生活習慣病の予防のために何に取り組んだらよいかわからない、最初の一歩がなかなか踏み出せないという方へ、2020年7月に生活習慣の改善をサポートするアプリ「リンククロス 健康トライ」をリリースしました。
「リンククロス 健康トライ」は、健康診断結果をカメラで撮影するだけで6年後の異常値予測ができ、さらに、簡単な問診を追加するだけで、似た条件の人が5年以内にがんを発症するリスクがわかります。また、毎日の気分や体調にあわせ、健康活動(アクション)をご提案します。アクションカードに沿って健康活動をすることで、病気になりにくい生活習慣を身につけることができます。
当社のご契約有無にかかわらず、すべての方に無料でご利用いただけるアプリです。

  • 継続的な散歩で健康増進を図るアプリ「リンククロス アルク」

「リンククロス アルク」は、「毎日」「無理なく」「楽しく」「歩く」ことを目的とした散歩アプリです。散歩中の発見を写真やコメントで共有したり、全国1000コース以上のおすすめ散歩コースから選んで歩くことができます。また、端末を持ち歩くだけで、歩数や消費カロリー、距離を記録できます。継続的な歩行を促すことで、健康促進を図るアプリです。

「リンククロス アルク」イメージ画面

Insurhealth®商品の発売

SOMPOひまわり生命は、保険本来の機能(Insurance)に健康を応援する機能 (Healthcare)を組み合わせた、従来にない新たな価値「Insurhealth®(インシュアヘルス)」を提供します。保険本来の機能である万が一の安心に加え、Healthcare(健康応援)を一体化することで、お客さまの「万が一」を可能な限りなくしていきたいと考えています。
(2022年度の契約件数:44万件)

●【業界初】健康を応援する収入保障保険「じぶんと家族のお守り」

2018年4月、SOMPOひまわり生命は主力商品である収入保障保険「家族のお守り」をバージョンアップし、「じぶんと家族のお守り」を発売しました。

本商品の特徴として、「健康☆チャレンジ!」制度により、加入時から一定期間内に健康状態(禁煙、BMI、血圧)が改善されると、以降の保険料が安くなるとともに、加入時からの保険料差額相当額を健康チャレンジ祝金としてお受け取りいただくことができます。

また、もしものことがあった場合のみならず、お客さまの「働けなくなった際の生活を守りたい」という思いをかなえるため、就労不能時等の保障として付加できるオプションを充実させています。生きるための保障として障害等級1級または2級と認定され、障害基礎年金の受給権が生じた場合などに、年金をお受け取りいただける「就労不能保障特約」や、七大疾病に加え、社会問題化している「メンタル疾患」により所定の事由に該当した場合に、年金をお受け取りいただける「メンタル疾患保障付七大疾病保障特約」などを創設しました。

●「笑顔をまもる認知症保険」の発売

2018年10月、MCI(軽度認知障害)を保障する、「笑顔をまもる認知症保険」を発売しました。MCI・認知症の早期発見・認知機能低下予防のための情報提供・サービス提供などを行う認知症サポート「SOMPO笑顔倶楽部」、MCIや認知症を一時金で保障する保険機能、万が一介護状態となったとしてもSOMPOグループの介護サービス等を提供することにより、認知症の発症および進行を遅らせるとともに、介護まで一貫してサポートします。

MCIを起点としたサービスを付帯した保険を提供することで、認知症への理解を深め、認知症との向き合い方を変え、本人の健康および介護者を含めた介護の負担を減らすことを目指すInsurhealth®商品です。

●「健康をサポートする医療保険 健康のお守り」発売

2020年6月2日、医療保険の新商品「医療保険(MI-01)」(終身タイプのペットネーム「健康をサポートする医療保険 健康のお守り」)を発売しました。
「健康をサポートする医療保険 健康のお守り」では、従来の役割である保険金や給付金のお支払いに加え、新たに健康状態の維持・改善をサポートするサービスを提供し、重症化を予防する医療保険をコンセプトとしています。お客さまが健康回復支援給付金を請求した際に、生活習慣病に関するサポートサービスをご案内(お客さまの状態を知って、必要なサービスを提供)することで重症化を予防する「新しい価値」の提供を行います。

●「吸わんトク がん保険」発売

2021年3月22日「終身がん保険(C1)」(ペットネーム:吸わんトク がん保険)」を発売しました。

業界初となる非喫煙者だけが対象のネット完結のがん保険で疾病リスクの低い「タバコを吸わない」人同士で支え合うことで、安心の保障をお手頃な保険料で提供します。最新のがん治療に備えるために、様々な治療をカバーする「がん治療給付金」と、従来からニーズの高い「がん診断給付金」で治療費や収入減少のサポートをします。
株式会社サリバテックが提供する、自宅でできるがんリスク検査「サリバチェッカー®」のご紹介など、お客さまががんに罹患した場合の経済的な保障だけでなく、予防から早期発見・早期治療・罹患後ケアまでトータルでサポートする、新たな価値を提供します。

●「健康をサポートするがん保険 勇気のお守り」の発売

2021年10月2日に 、Insurhealth® (インシュアヘルス)商品として、新商品「終身がん保険(C2)(がん治療給付型)(Ⅰ型)」「終身がん保険(C3)(がん診断給付型)」(ペットネーム「健康をサポートするがん保険 勇気のお守り」)を発売しました。 本商品は、がん罹患時の保障だけでなく、がん罹患前からがん治療後のケアまでをトータルにサポートします。早期発見のサービスとして、株式会社サリバテックが提供する「自宅でできるがんリスク検査サービス」をご紹介しています。高額療養費制度をふまえた合理的かつ最新のがん治療に対応した保障を提供することで「新しいがん保険のカタチ」を実現し、さらに業界初*となるご契約から3か月間は保険料が発生しない仕組みを導入しています。

  • 2021年9月6日現在 当社調べ

【業界初】「メディカル・マスター」の販売開始

損害保険ジャパンは、主力商品である事業活動総合保険(以下「ビジネスマスター・プラス」)に役員・従業員個人の疾病リスクを補償するプラン 「メディカル・マスター」を2021年6月から販売開始しました。

人手不足が喫緊の課題となっている企業において、従業員ロイヤリティ向上や離職防止を目的として、福利厚生制度を充実させることで優秀人材を確保する動きが広がっています。
一方で、役員・従業員の方々におかれてはご病気等で就業できなくなることの不安も広がりつつあります。
損保ジャパンは、役員・従業員の疾病や休業リスクを補償する「メディカル・マスター」を通して、企業の福利厚生制度の更なる充実をサポートし、人手不足の課題を解決するとともに、就業ができなくなる不安を解消することで、人々が安心して働ける社会の実現に貢献していきます。

ヘルスケアサービスを通じた取組み

企業のメンタルヘルス対策、及び健康経営推進支援サービスを提供
~働く人の健康保持・増進を通じて、生産性の高い組織づくりに貢献します~

SOMPOヘルスサポートでは、コンサルタントと専門職であるOMC(産業保健メンタルヘルスコーディネーター)がチームとなり、メンタルヘルス対策を中心とした産業保健体制の構築支援、不調者・休職者の対応、産業医の確保、ヘルスケア研修の企画・実施等、様々な業種のお客さま課題を解決するためのサービスを提供しています。
また、ストレスチェック(57項目版/80項目版)を用いた職場環境改善サービスのほか、プレゼンティーイズム*測定ツールである「WLQ-J」、「WFun」の提供も行っています。
さらに、企業の経営上の大きな課題である従業員の生産性確保を支援するため、「健康経営調査票作成支援」や「データ分析による健康課題の可視化」をはじめとした健康経営の推進を総合的に支援することにより、多くのヘルシーカンパニーの実現に貢献してまいります。

  • 何らかの疾患や症状を抱えながら出勤し、体調不良があるまま働いている状態

特定保健指導事業において日本最大規模のサービスを提供
健康で活力ある社会の実現を目指し、超高齢社会にも対応

糖尿病や心筋梗塞など生活習慣病罹患者の増加と高齢化の進展による医療費など社会保障費の増大が社会的な課題となっています。こうした状況のなか、2008年度より健康保険組合などの公的医療保険者に対し、メタボリックシンドロームに着目した特定健康診査および特定保健指導(特定健康診査の結果、国の定める基準を超えた人に対する生活習慣改善指導などの事後フォロー)が義務づけられてから13年が経ちました。
2015年度からは、レセプトなどのデータ分析に基づき加入者の健康増進を行う「データヘルス計画」の作成・実施が求められ、医療保険者として特定保健指導に限らず健康課題を踏まえた取組みの重要性が高まっています。
SOMPOヘルスサポートは、約1,500人の保健師・看護師・管理栄養士といった専門職の全国ネットワークを有し、特定保健指導事業においては日本で最大規模のサービス提供事業者となっています。
SOMPOヘルスサポートのサービスを通じて、特定保健指導を必要とされた方々のうち約4割が翌年度には特定保健指導の対象外になるまで改善した例もあります。
また、肥満はなくとも血圧、血糖、脂質、喫煙などのリスクのある方や、服薬中の方など、特定保健指導の対象とならない方を対象とする「重症化予防事業」や、65歳から74歳の方を対象に生活習慣改善を行う「前期高齢者訪問健康指導事業」などを手がけ、健康保険組合を中心とする約640の団体に、年間約46万件の保健指導実績があります。
また、ICTを活用した情報提供事業「QUPiO Plus(WEB版・冊子版)」も展開しており、冊子では年間約60万部の発行実績があり好評を得ています。

SOMPOヘルスサポートは、これからもFace to Faceで一人ひとりに合った健康サポートを提供することを基本とし、全国の専門職に独自の研修と技術支援を行い、より質の高いサービスを提供できる体制を整えてまいります。

デジタル技術を活用した取組み

当社グループは「安心・安全・健康」に資する最高品質のサービス提供のため、様々な主体と協業し、デジタル技術を積極的に活用した取組みを進めています。

イスラエルスタートアップとAIを活用したストレス計測アプリのリリースおよび血圧測定に関する実証実験を開始

SOMPOひまわり生命は、2019年1月にイスラエルのスタートアップ企業であるbinah.ai(CEO: David Maman、以下「ビナー社」)とヘルスケア分野での協業を開始しました。2020年度にはビナー社のデジタル技術を活用したストレス計測アプリをリリースし、さらに、ビナー社と血圧測定に関する実証実験を開始することになりました。

SOMPOひまわり生命は、保険機能の提供にとどまらず、お客さまが健康になることを応援する機能を組み合わせたInsurhealth®を提供しています。
一方、ビナー社は独自のアルゴリズムとディープラーニングテクノロジーにより、高精度なデータ処理と分析を提供しており、ビナー社の技術を活用することで、スマートフォンによるストレス計測が可能になるとともに、将来的には顔の画像から正確な血圧値の取得が期待できます。
今後も最先端のデジタル技術を積極的に活用することで、お客さまへ新しい健康応援サービスを提供し、将来的には自動車保険分野など、SOMPOグループが展開するマーケットでの活用を検討していきます。

糖尿病などの生活習慣病リスクを予測するAIを共同開発

当社、SOMPOヘルスサポート株式会社東芝、東芝デジタルソリューションズ株式会社は、SOMPOグループのヘルスケアサービスについてのノウハウと、東芝グループのAI・ビッグデータ解析技術とを融合させ、糖尿病などの生活習慣病リスクを予測するAIを共同開発しました。

SOMPOグループは、約500の健康保険組合に対して特定保健指導を行うSOMPOヘルスサポートのノウハウと顧客ネットワークを持ち、東芝グループは、産業分野で培ってきたビッグデータ解析技術や、国内外の大学などと共同研究してきたヘルスケアデータマイニング技術*に関する知見を持っています。

これらの両グループが持つノウハウ、技術、知見を応用して、研究協力機関などの約100万人分の最長8年の健診データをもとに、本技術を開発しました。

  • ヘルスケアデータマイニング技術
    さまざまな形式のデータを分析し、パターンや規則性を発見する技術を、病気の治療や予防といった分野へ展開するもの。

両グループは、生活習慣病リスクを予測するAIの精度向上に加えて、食生活や運動習慣改善などの行動変容を促すためのソリューション開発を進めていきます。
また、糖尿病発症後の重症化を予防するための健康指導などのサービスに向けたアルゴリズム開発のほか、対象となる生活習慣病の範囲拡大に向けたAI開発・強化を目指します。
両グループは、業界の垣根を超えた新たなパートナーとの連携やヘルスケアデータを活用した新規事業創出にも取り組んでいきます。

シリコンバレースタートアップと認知機能低下リスクを早期発見し、認知機能改善・維持の支援をトータルで行う「ニューロトラック 脳ケア」アプリの提供開始

SOMPOひまわり生命は、米国シリコンバレーのスタートアップ企業であるNeurotrack Technorogies, Inc.(CO-Founder and CEO: Elli Kaplan、以下「ニューロトラック社」)と、認知機能低下リスクを早期発見し、認知機能の改善・維持を支援するアプリ「ニューロトラック 脳ケア(以下、本サービス)」の共同開発を行いました。
本サービスは、デジタル技術を活用しスマートフォンで手軽に利用でき、科学的な観点で認知機能低下リスクを早期発見し、改善までをトータルで支援します。自身の認知機能の現状を把握し、定期的にテストを繰り返すことで、認知機能低下にいち早く気づくことができ、また、認知症について学び、プログラムに沿ったアドバイスを日々の生活の中に取り入れることで、認知機能の低下の予防をすることができます。

SOMPOグループでは、「認知症に備える・なってもその人らしく生きられる社会」を目指す「SOMPO認知症サポートプログラム」を展開しており、今後も国内のみならず海外の最先端の技術を積極的に活用し、社会的課題の解決に貢献します。

食の安心・安全と信頼確保に向けた取組み

食品リスク総合コンサルティング

SOMPOリスクマネジメントは、食品事業者の皆さまの「食の安全・安心」へのお取組み、および2020年6月から義務化されたHACCP制度への対応を支援するために、食品安全管理・衛生管理、食品表示、食品事故対応(ネット炎上対応などを含む)など、食品事業に係るコア・リスク対策などのコンサルティングならびに教育・訓練などを「食品リスク総合コンサルティング」として提供しています。

緊急時サポート総合サービス

食品の回収事故は、毎年1,000件程度発生している状況が続くなかで、食品事業者からは、自社で回収事故が発生した際、「迅速かつ適切な回収対応ができるか不安だ」などの声が寄せられています。そこで、SOMPOリスクマネジメントでは、損保ジャパンのリコール保険(フード)の付帯サービスとして「緊急時サポート総合サービス」を開発し、回収事故発生時における広報機能、コールセンター機能、回収機能などの各種機能をワンストップで支援するサービスを、2011年10月から開始しています。

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