インドネシアでの交通安全プロジェクト

インドネシアでの交通安全プロジェクト

インドネシアでは、交通事故による死亡者数が東南アジアで最大であり、交通安全対策が重要な課題となっています。そこで、日本における交通事故の予防・削減のノウハウ・経験を活かし、損保ジャパンはPT Sompo Insurance Indonesiaと連携し、子ども支援専門の国際組織である(公社)セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと協働で、交通安全事業に取り組んでいます。2014年10月から2017年8月にかけて西ジャワ州バンドン市を、2018年4月から2022年3月にかけてジャカルタ首都特別州北ジャカルタ市・東ジャカルタ市を対象に、小中学生に対する交通安全教育及び現地行政と連携した学校周辺の交通安全設備の整備推進、子どもの交通安全に関する社会啓発活動を実施しました。

このプロジェクトでは、8年間で50校(バンドン市で30校、北ジャカルタ市・東ジャカルタ市で20校)の小・中学生を対象に、教師や生徒・保護者に対する交通安全教育の実施、学校周辺の交通インフラの改善および地域や政府に対する働きかけを行い、延べ48,000人(バンドン市で30,000人、北ジャカルタ市・東ジャカルタ市で18,000人)以上の方が参加しました。
また、本プロジェクトでは、多様な主体が協働で社会的課題の解決を目指すアプローチである「コレクティブ・インパクト」を測定・評価する試みの一つとして、SROI*分析を用いて本プロジェクトの社会的価値の定量把握にも取組み、本事業の有効性(投じた費用以上の社会的価値の創出)についても確認しています。

  • SROI(社会的投資収益率、Social Return on Investment)は、事業の展開によって生じた社会的価値総額(総便益)を要した費用で除して算出し、事業の有効性などを計測する手法です。
  • linkedin
  • facebook
  • twitter
  • line