環境分野の人材育成 ~(公財)SOMPO環境財団~

SOMPO環境財団では、「木を植える『人』を育てる」という理念のもと、環境分野で活躍する人材の育成支援、環境保全に関する活動・研究支援や環境教育などの振興を通して、地球環境保全に貢献することを目指しています。
同財団は損保ジャパンおよび公益社団法人日本環境教育フォーラムと共催で、一般市民向けに1993年より継続して市民のための環境公開講座を開講しています。市民が環境問題を正しく理解・認識し、それぞれの立場で具体的な活動を実践できるように開講した講座で、SDGsやサステナビリティをテーマに開催し、これまでに延べ29,300人の方々に参加いただきました(2022年3月現在)。2020年度からはコロナ禍のもとオンライン講座として開催し、全国から参加が可能となったことで2,697名の参加を得ました。また、録画での視聴も可能となり、3,059名に視聴いただきました(ライブ視聴との重複含む)。
また、同財団では大学生・大学院生を対象に環境分野のCSO(Civil Society Organization:市民社会組織、NPO/NGOを包含する概念)で8か月のインターンシップを経験できる「CSOラーニング制度」を実施しています。本制度は2000年に始まり、環境CSOとともに、持続可能な社会に貢献できる人づくりを目指しており、これまでに79団体へ派遣をし、1,225人が修了しました(2022年3月現在)。コロナ禍においても、オンライン会議やテレワークを活用して途切れることなく活動をしています。なお、2019年2月からは、新たにインドネシア・ジャカルタで同様のプログラムをスタートし、これまで3期58名が修了しています。2021年2月から第3期生が活動を開始しています。
この他、1999年から環境問題に取り組むCSOを支援する「環境保全プロジェクト助成」を実施するとともに、2001年から大学院生の博士論文作成費用を支援する「学術研究助成」を実施し、環境をテーマとする意欲に満ちた優秀な若手研究者の研究を支援しています。
「2020年10月 CSOラーニング制度 日本・インドネシア交流会の様子」