ご挨拶

「安心・安全・健康のテーマパーク」を目指して

グループCEO 取締役社長 櫻田 謙悟

ステークホルダーの皆さまには、日頃よりご愛顧を賜り、厚く御礼申しあげます。
SOMPOホールディングスグループは、国内損害保険、海外保険、国内生命保険、介護・ヘルスケアの4つの事業を中心に事業を展開しています。私たちは、VUCA*と呼ばれる、不安定で不確実性が高く、複雑かつあいまいな時代を勝ち抜いていくために、「お客さまの安心・安全・健康に資する最高品質のサービス」をグループ経営理念として掲げ、世界にも類を見ないユニークかつ先進的な『安心・安全・健康のテーマパーク』の実現を目指しています。

2016年度からスタートした中期経営計画では、『安心・安全・健康のテーマパーク』へのトランスフォーメーションを果たします。トランスフォーメーションとは、単に変わることではなく、「質的進化」を意味しています。具体的には、「事業ポートフォリオの変革」と「企業文化の変革」の実現です。各事業がそれぞれの魅力を徹底的に高めると同時に、グループの事業領域や収益源の多様化により事業ポートフォリオを組み替え、ミッションドリブン(使命ありき)、リザルトオリエンテッド(実現志向)な企業文化へ変えていくことです。

「質的進化」に向けて、グループの各事業では様々な取り組みを進めていきます。
国内損害保険事業は、お客さまの価値観や生活スタイルの変化に対応するため、様々なパートナーとの提携や最先端のデジタル技術を活用し、新たなお客さま接点や価値ある商品・サービスを創造します。海外保険事業は、Sompo International Holdings Ltdを中心に、傘下に構築したグローバルプラットフォームを活用した成長やボルトオンM&Aによる事業基盤を拡充します。また、国内生命保険事業は、保険本来の機能(Insurance)と健康を応援する機能 (Healthcare)を組み合わせた「Insurhealth:インシュアヘルス」の提供を通じて、「健康応援企業」へ進化します。介護・ヘルスケア事業は、認知症や高齢化という社会的課題の解決に向けて、サービスの向上はもちろん、最新の技術を投入することで、利用者やそのご家族に加えて働く社員も幸せになれる「世界に誇れる豊かな長寿国日本」の実現に貢献します。

そして、「安心・安全・健康のテーマパーク」が生み出す価値は、これら各事業の商品・サービスの足し算ではなく、すべてを組み合わせて生まれる「ソリューション」として、お客さまに感じていただくものです。そのための鍵が、デジタル戦略とリアルデータです。私たちグループは、保険事業や介護事業を基盤とし、お客さまへのサービスの提供を通じて日々積み重ねた膨大かつリアルなデータが存在しています。こうしたデータを、東京、シリコンバレーやイスラエルのデジタルラボを通じて獲得する最先端の知見・デジタル技術を活用することで、全く新しい価値を社会に提供できると考えています。

また、事業のグローバル化を加速するため、4月に「Global Executive Committee」を新設しました。これは、日本人を中心に幅広いテーマを議論するこれまでの経営会議の在り方を見直し、海外の役員も含めたメンバーでグループの重要課題に絞って集中討議を行う、執行部門の最高位の会議体です。さらに、6月に指名委員会等設置会社に移行し、執行に大幅な権限を与えることで迅速かつ能動的な進化・成長を加速させる一方、社外取締役を中心とした取締役会が十分な監督機能を果たすべく、ガバナンス体制を強化しました。

2020年度までの中期経営計画では、こうした取り組みを通じて、『安心・安全・健康のテーマパーク』のへのトランスフォーメーションを果たし、飛躍的な成長を目指していきます。

引き続き、グループ社員一丸となってステークホルダーの皆さまのご期待に応えてまいります。

今後とも、なお一層のご愛顧・お力添えを賜りますようお願い申しあげます。

  • Volatility(不安定性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとったもの。

2019年6月

SOMPOホールディングス株式会社
グループCEO 取締役 代表執行役社長

櫻田 謙悟