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センター・オブ・エクセレンス

「知」と「人」の融合 ~グループ全体の競争力強化へ~

SOMPOグループでは、各領域で有する専門知識やノウハウをグループ全体に展開すべく、センター・オブ・エクセレンス(CoE)を加速させています。2024年度からは所属会社や従来の担当領域にとらわれず、

グループの重要なポストにグループ全体からもっともふさわしい人材を登用する取組みをこれまで以上に進め、グループ全体の競争力強化につなげています。


グループCAE 執行役員 兼
SOMPOインターナショナル CAE
デイビッド・カンプート
(David Camputo)
※CAEは内部監査を担当する役員を指します。

画像:グループCAE 執行役員 兼 SOMPOインターナショナル CAE デイビッド・カンプート

内部監査部門におけるグローバルなセンター・オブ・エクセレンスの設立は、当社グループの変革を大きく前進させる重要な節目となりました。
SOMPOホールディングスをはじめ、SOMPOインターナショナル、損保ジャパン、SOMPOひまわり生命、SOMPOケアといったグループ各社の内部監査チームを統合し、リスクマネジメントやガバナンスの強化、そして持続的な企業価値の創出を支える、強固かつ一体的な監査体制を構築しています。また、TeamMate+やリアルタイムJSOXテストなどの共通プラットフォームを導入することで、グループ全体の監査業務における一貫性、スピード、透明性が飛躍的に向上しました。さらに、新たな取組みであるグローバルCenter of Expertiseでは、好奇心や機動力を育むとともに、国や地域を越えた知見の交流を促進し、次世代を担う人材の育成にも注力しています。
これらの取組みにより、内部監査はAIやデータ分析を活用して先見性を高め、より深い洞察に基づいた意思決定支援が可能となりました。
現在では、従来の管理機能にとどまらず、具体的なアクションプランを提示する戦略的アドバイザーとしての役割が期待されています。
センター・オブ・エクセレンスの導入により、内部監査部門は、信頼性を高め、強靭なSOMPOグループの構築にむけて、不可欠な存在として位置づけられました。これからも私たち内部監査は、明確な視点とパーパスを持って行動し、一歩先を見据え、明日の課題にともに立ち向かえるよう、常に備えていきます。


執行役員常務
SOMPO P&C担当
グループDeputy CFO
ニコラス・バーネット
(Nicolas Burnet)

画像:執行役員常務 SOMPO P&C担当 グループDeputy CFO ニコラス・バーネット

グローバルファイナンス部門は、財務リーダーシップの連携が、いかに大きな長期的価値を創出し得るかを体現しています。資本政策や財務戦略、投資の判断、投資家との対話において、SOMPOホールディングスとSOMPOインターナショナルの両社は緊密に連携しながら、将来を見据え、グループ全体として確かな成果をあげるための財務体制をつくりあげています。2024年、SOMPOグループは過去最高益を更新し、資本効率の改善を図りました。また、自社株買いを計画的に実行する一方で、成長投資への資金も十分に確保しました。
これらの成果の背景には、戦略的な資産配分、ROEの改善、市場評価向上を図る投資家エンゲージメント、PBRの適正化といった、グループファイナンス部門の多大な貢献があります。また、人的資本とデジタル・インフラへの的確な投資を通じて、事業基盤の強化にも取り組んでいます。財務計画や分析には生成AIを導入し、新たな人事システムの活用により、地域間におけるキャリアの流動性と整合性を高めています。センター・オブ・エクセレンスのアプローチのもと、ファイナンス部門は事業における真のグローバルパートナーとしての役割を担うようになりました。業績の向上、投資家との信頼関係の構築、そしてSOMPOが長期的かつ持続可能な成長を遂げるための体制が、着実に整いつつあります。


執行役員
コミュニケーション担当(Group Head of Communications)
シーナ・マーテンス
(Sina Martens)

画像:執行役員 コミュニケーション担当 シーナ・マーテンス

グループ・コミュニケーション機能の創設は、私たちが「One Sompo」としてつながり、関わり合い、ともに成長していくうえで、大きな前進となる取組みです。
2024年にSOMPOホールディングスとSOMPOインターナショナルは、両社のコミュニケーション機能を統合し、多様な専門性や視点、エネルギーを結集したグローバルチームを立ち上げました。この連携により、グローバルブランドとしての価値をさらに高め、新たな協業の機会が生まれています。また、共通の価値観に根ざした目的意識が深まったことで、世界各地のグループ社員同士のつながりが、これまで以上に強固になっています。SOMPOインターナショナルとSOMPOホールディングスが社内エンゲージメントのプラットフォーム「Workvivo」を導入し、今後は損害保険ジャパンへの展開も予定しています。このプラットフォームを通じて、グループ全員がつながり、協力し、グローバルな企業文化の醸成に貢献できる共通の基盤として、定着しつつあります。
こうしたグループ・コミュニケーションの取組みは、私たちの共有するアイデンティティを一層強固にし、多様な地域と文化を結びつける架け橋となって、全社一丸となって取り組む推進力となっています。この取組みは、「One Team, One Vision」の未来に向かって進んでいることを象徴しています。


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