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介護事業担当責任者メッセージ

画像:SOMPOケア 代表取締役社長 鷲見 隆充 日本の介護を変える。そして、日本の未来を創る。

従来の介護事業の枠を越えた価値提供を目指して

私はSOMPOウェルビーイングのもと、SOMPOケア、NDソフトウェアからなる介護事業全体の責任を担う立場として、「日本の介護を変える。そして、日本の未来を創る。」というパーパスの実現に取り組んでいます。中期経営計画では、『オペレーター事業』『プラットフォーム事業』『ウェルビーイング事業』という三本の柱を軸に、従来の介護事業の枠を超えた価値提供に挑戦しています。

『オペレーター事業』は私たちが築き上げてきた在宅施設の介護サービスそのものです。介護業界の最大の課題は、私たちの予想より早く、圧倒的に「人」が足りなくなることです。そのため、品質を伴う生産性向上、働きがい向上に取り組むことが重要です。若い人材、シニア人材、女性人材、外国籍人材およびテクノロジー・デジタル・データ・AIの活用のすべてがその打ち手です。「人は人にしかできないことに注力し、それ以外の業務はテクノロジー・デジタル・データ・AIに任せる」。これが私たちの目指す「未来の介護」の姿です。また、多様な人材が活躍する職場環境のなかで、職員一人ひとりが誇りと働きがいを持ってチャレンジできるよう、処遇改善やキャリア支援にも力を入れています。

人の生き方や価値観は、一人ひとり違うのが当たり前です。だからこそ、高齢になっても介護が必要になっても、ずっと自分らしいくらしが続けられるように、その人を深く知り、できること・やりたいことを大切にすべきと考えます。私たちは「人間尊重」という理念のもと、本当の意味での「自立支援」のあり方を考え、確かな知見とテクノロジーの力でカスタムメイドされた新しいケアを追求しています。「未来の介護」、介護保険外のサービスである「プライベートサービス」、テクノロジーの活用、自慢の食事、すべてに磨きをかけて究極の「カスタムメイドケア」を創り上げていきます。

ただ、私たちだけでは「日本の介護を変える」ことはできません。『プラットフォーム事業』では、私たちがオペレーター事業で培ったノウハウやサービスを世の中の介護事業者の仲間に広めていくことで、「日本の介護を変える」ことを実現します。食事、運営、改善を支援するコンサルティングサービス、NDソフトウェアの介護・福祉支援業務ソフトウェアの外販により、介護業界全体の変革、発展を目指します。

『ウェルビーイング事業』では、介護業界と、損保ジャパン、SOMPOひまわり生命の仲間たちがつながることで、ご利用者さまやそのご家族の、健康と笑顔をお守りするサービスを提供し、「日本の未来を創る」ことを実現します。健康、介護、老後資金の3つの「不」の相談窓口「ウェルビオ」では、介護に関する相談だけでなく、健康や保険、資産管理などくらしの全般にわたる相談を受け、ご利用者さまやご家族の生活全体を支えるサービスを提供しています。

3つの不安を解消するハブとなり、日本の未来を創る

介護という実サービスを担う私たちが「生活者にもっとも近い存在」として、SOMPOグループ各社との連携を通じて、商品・サービスを融合、進化させ、介護だけでなく、健康、老後資金の3つの不安を解消するハブとなっていきます。

私たちがグループにもたらす価値は、現場起点のノウハウ・サービス・データにあります。SOMPOウェルビーイングのメインプレイヤーとして、従来の介護事業者という枠を超え、生活全体を支えるサービス提供者へと進化し続けていきます。さらに、「つなぐ・つながる」を合言葉に、部門や職種、社内外の垣根を越えて、職員・お客さま・地域・グループが一体となる仕組みを創り出します。

これからの時代に必要なのは、介護という枠を超え、年を重ねることをポジティブにとらえられる社会の実現です。私たちはこれからも、さまざまな試行錯誤を繰り返し、ノウハウやサービスを磨き上げ、その成果を介護業界の仲間へ提供することで日本の介護を変えていきます。そして、高齢者が抱える3つの不安の解消に資するサービスを提供することによって、日本の未来を創る。そんな志を抱き、前に、前に進んでいきたいと考えています。


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